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2007年6月23日 (土)

50回目のプログレス

大抵のラボでは「プログレス」というリサーチミーティングをしています。ラボによって違うと思いますが、私の所属する小児科でも基礎の研究室に負けじと月1回のミーティングをします。これには4つの目的があります。

1:当教室における基礎+臨床研究の推進のため、研究グループの枠をこえた院生の研究内容の共有と指導を行うこと→教官層の先生方の参加をお願いしています。
2:院生のプレゼン、ディスカッションスキルの向上。→院生の皆様、がんばって質問し、落ち着いて答えましょう。
3:若い先生方に当教室の最新の研究の一端に触れていただく。→若い臨床医の先生方の参加を歓迎しています。
4:ユニークな特徴として、○△研究所□♢部門との共同のプログレスという形態をとることによって基礎研究の専門家と臨床医の両方の観点から研究内容を吟味して、研究の視野をお互いに拡げる。

昨日で、このプログレスも50回となり、メンバーも様変わりしました。論文もいくつも出て、院生も卒業し、それなりの成果が上がっていると思います。ただ、しつこく残る問題点が二つ。

院生からの質問が少ない!
せっかくの練習試合なのです。しかもどんな基本的な質問もウエルカムなのです。
これでは、ディスカッションスキルが向上しないし、学会でも発言できないし、アピールも出来ないし、演者にフィードバックをかけてあげて学問の発展に寄与ができません。
「馬鹿な質問でもしないよりマシ。緊張して震えてもよいから質問しよう。」

教授以外の教官の出席がほとんどゼロ!
当教室の教官は○○大学大学院医学系研究科小児科助教(准教授、講師)といった肩書きを持っています。院生は大学院に授業料を支払っています。教授はプログレスを院生にとっての必須課目と位置づけています。以上から、本当は教官の参加は義務なのですが、臨床が忙しいとはいえ、教授以外にコンスタントに来てくれる教官が他の教室からポストを借りている教官1名のみです。
最近は院生のリサーチのレベルが上がって来て、以前のように教官から助け舟を出すという必要がなくなってきましたが、内容に興味がなくても(興味がないときほど)、わからなくても、時々は顔を出してほしいと思います。

これらの問題を解決しようと思えば、司会者が質問していない院生を名指しで当てる、教官層の出席を取り、出席回数の少ない研究グループの院生入学を認めないなど、いくらでも手段はあります。でも、こういったことは自発的に気づいてほしいことだと思うのです。次世代の院生のリーダーはこのことを理解してくれているように思いますので、彼に期待しつつ、留学したいと思っています。

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