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2007年6月20日 (水)

旅立った赤ちゃん

「患者さんの立場に立った医療」とは言ってしまうと簡単ですが、時には、この”患者さんの立場”というものが想像することさえ辛くて出来ないこともあります。生まれてすぐに集中治療室に運ばれ、いくつもの不快な処置を受け、生物学的に限界の限界まで頑張ったのに、一度も母のぬくもりや親の愛を味わうことなく亡くなって行く赤ちゃんの立場には辛くて立てないです。

昨日、NICUである重症の赤ちゃんの姿を見て、「自分がこの子の立場だったら・・・きっと耐えられないだろう。でもこの子にはこの苦しみから逃れることを許されないのだ。もし、この苦しみが報われる出来事があるとすれば、この管を取り払って、母の胸に抱かれるようになることだ。それを目標にして私たちは治療を尽くさねばならないし、その目標がなければ、私たちもこの子につらい治療を強いることができない。」と思っていました。その赤ちゃんが、今日、天に旅立っていきました。その赤ちゃんの顔は穏やかで可愛らしく、人生の戦いの中を駆け抜けた勇者のようでありました。

"彼らは、大きな患難から抜け出て来た者たちで、その衣を小羊*の血で洗って、白くしたのです。だから彼らは神の御座の前にいて、聖所で昼も夜も、神に仕えているのです。そして、御座についておられる方も彼らの上に幕屋を張られるのです。彼らはもはや、飢えることもなく、渇くこともなく、太陽もどんな炎熱も彼らを打つことはありません。なぜなら、御座の正面におられる小羊が、彼らの牧者となり、いのちの水の泉に導いてくださるからです。また、彼らの目の涙をすっかりぬぐい取ってくださるのです。(新約聖書 黙示録7:14~17)"
(小羊*=キリストのこと)

この赤ちゃんはきっと今は天国にいて神様からの愛と慰めを受けていると思います。そして、私もいつか、この赤ちゃんと天国で挨拶を交わすと思いますが、傍らにおられるイエス・キリストは聖書に書かれてあるように、きっと私にこう言うと思います。

”あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、しかも最も小さい者たちのひとりにしたのは、わたしにしたのです。(新約聖書 マタイ25:40)”

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