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2007年7月30日 (月)

ますます軽症化する深夜小児救急−2

もう一つは、喘息発作の児が多いこと!しかもリピーターが多いのです。喘息の発作を起して夜に何度もセンターを受診しているのに予防的な治療のステップアップがなされていないのに閉口することがあります。
その理由としては、
1:センターがあるので、発作を起きても夜間に受診すればよいとかかりつけ医が思っているので、ちゃんとフォローされていない、治療のステップアップがなされない。(これは喘息日記をもったお子さんがこの地域にはいないことから推測しえます。)
2:センターがあるので、発作を起きても夜間に受診すればよいと親が思っている。毎月かかりつけ医にかかってお金を出して薬を使い続けるよりは必要なときだけ薬を使いたい。それを考えると、たとえ発作がおきたときに連れて行く方が手間的にも経済的にもお得。(開業医の先生が、治療のステップアップを提案しても、”センターに行けばいいでしょ”と親が拒否をする。)
の二つが考えられます。

これは、どちらも本末転倒です。喘息の発作は起せば起すほど、治りにくくなりますし、重症度が高くなるということを親は勉強していないし、もしかしたら、かかりつけ医が説明していないかもしれません。

急病センターの取り組み自体は、賛成ですし、私も運営会議へ参加したり体制の改革にも協力してきました。しかし、急病センターがしっかりしすぎることで、幼い子を持つ親の子どもの病気や健康に関する知識や関心が薄れたり、かかりつけ医とのコミュニケーションの上で障害を生じているのではないかと危惧しています。
私に関してはしばらく聴診器を置くことになりますので、3年後、私が帰国したときにこの地区の小児救急医療がどのようになっているか、見守りたいと思います。

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