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2007年7月27日 (金)

読書感想文:若き数学者のアメリカ

引っ越しの準備をしていると去年の夏に購入していた文庫本を見つけました。
『若き数学者のアメリカ』藤原正彦著(新潮文庫)です。




若き数学者のアメリカ (新潮文庫)


Book

若き数学者のアメリカ (新潮文庫)


著者:藤原 正彦

販売元:新潮社

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『国家の品格』で有名な藤原氏が1970年代に若くして助教授としてアメリカに留学したときの体験記を綴っています。渡米途中で立ち寄ったハワイで、アメリカへの敵対心を燃え上がらせ、ラスベガスで撃沈され、ミシガンで大成功を収めたと思ったら、うつ状態に・・・。フロリダでの「リハビリ」の最中、コロラド大学で助教授のポストを獲得し、地元住民や学生達とアメリカを謳歌するといった内容です。著者は数学者ですが、さすが、故・新田次郎、藤原ていの次男だけあって文章も読みやすいです。

若い藤原氏の極端なものの考え方、無茶な行動、学者としてのアツい意気込みが、微妙にアンバランスで、そのアンバランスを保ちながら情熱と気合いでアメリカ生活を駆け抜けたという様子が生き生きと描かれています。”すごいな〜優秀だな〜。”と思いつつ読んでいると、いきなり、”なんでそんなアホやねん。”という行動が書かれていたりして結構楽しめます。

アメリカで成功している日本人の研究者はエネルギッシュな方が多いと思いますが、藤原氏も例に漏れず、アツく、エネルギッシュと思いました。ただ、この本を読んで、「エネルギッシュ+バカさ加減」が必要なのかもと思いました。

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