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2007年7月 6日 (金)

国内の学会、行き納め。

当直が明けて、今日から日本小児神経学会という学会に参加しています。海外からの有名な先生の講演を楽しみにしていましたが、その後の”新生児けいれん”のシンポジウムでは様々な議論が白熱していて、とても勉強になりました。

重症の脳障害を呈した赤ちゃんの”けいれん”をどのように診断し、どういった治療を行うべきか?

産科と小児科の狭間で取り残されがちだった新生児医療も、この20年ほどで、ようやく新生児科医と呼べる医師が増えてきたとはいえ、新生児神経学は、世界的に見ても取り残されて来た分野であり、このような比較的”一般的”な命題に対しても、その答えはおろか、真剣に問いが発せられてさえいなかったのでは? と(自戒も含めて)思いました。しかし、このようなセッションが学会内でもたれたことで、小児神経科医と新生児科医が同じ目標に向かって向き合うきっかけになったような、そのような歴史的に大事な瞬間に立ち会えたような気がしました。

今回で留学前の国内の学術集会は「行き納め」になりますが、熱い議論の輪に加えていただいて幸いでした。このようなディスカッションが共同研究へと発展する中で実を結べば、新生児神経学という分野でも日本人医師はきっと世界をリードできることでしょう!

私にとっては「このまま留学したら、置いてけぼりになるのではないか?」と思わされ、出国前に後ろ髪をひかれるような気もしますが、そういった気持ちもなんだか心地よく感じたりしています。

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