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2008年10月

2008年10月28日 (火)

健康保険 (Blue Cross HMO)についての誤解

もう1年間以上こちらで暮らしているのに、知らないこともまだまだあります。

私たちスタンフォードのポスドクはBlue Cross HMO/PPOという保険会社から健康保険をかけるときに大学から補助がおります。私がかけているHMOは安いのですが、かかりつけ医にしかかかれません。専門医の診察が必要かどうかはこの”かかりつけ医”(ところで、小児科の外来をしているととくに夜間救急で、”行きつけの医者にこの薬もらったんやけど・・・”とか言われる親御さんがいらっしゃいますが、小児科クリニックは居酒屋ではありませんので、”かかりつけ”と言って下さい。)の判断により紹介された場合にのみ受診ができます。PPOは少し高いけど、自由に診察をしてもらう医者を選ぶことができるので便利です。

また、かかりつけ医を決めるにもあまり情報のソースがなく、実際はクリニックの近さや男か女か、西洋の名前かアジア系の名前かくらいしかわかりません。しかも、一般的に言って、人気のあるドクターはたいていPPOしか受け入れてくれません。(どうもPPOの方が収入は良いらしいです。)

さて、数ヶ月前に自分がかかりつけに指定した医師に健康診断をしてもらおうと電話をすると、
クリニックの人「もうこの保険からは、新来患者はとっていないので、他のドクターをピックアップしてください。○◎先生と、○△先生と◇●先生が今のところ受け付けていますがどれにします?」
hide-tan"かかりつけ医は勝手に何回も変更出来ないと聞いたけど、いいの?”
クリニックの人「こういうケースでは変更と見なされないので大丈夫です。誰でも好きな先生をピックできます。」
hide-tan”そしたら、2番目に言ったナントカ先生にしてください。”

それで、そのナントカ先生のオフィスに電話を回してもらい、そのナントカ先生のナースに電話を回され、そこで、ナースとの連絡がとれず、結局そのまま宙ぶらりんのままになっていました。

それで、数ヶ月後に病気になったわけです。
自分がまだかかりつけ医を決めていないことを思い出し、スタンフォードのBlue Crossのリストの中から、別のクリニックに電話を入れて、かかりつけ医を登録し、予約を入れました。ちゃんと保険カードの情報も伝えたし、万事OKと先週受診をしたのですが、

『登録クリニックの名前が違うから、この保険は効かないです。今日キャンセルしたら75ドルのペナルティですし、診察を受けたら実費です。どうしますか?』

”誰でも医師を選べる”ということを同じリストのシートに掲載されているクリニックの医師なら誰でもよいと理解していたのですが、もともと登録したクリニック(複数の開業医の共同診療所みたいなもの)の医師から選ばないといけないということだったようです。

75ドルのキャンセル料ってどんなやねん!と思いながら、保険会社が理解してくれて、カバーしてくれることに一抹の望みをかけて、このまま診察を受けることにしました。なので、検査はせずでした。

それで、今日、保険会社に上記のややこしい事情を話すと、”変更は11月からしかできない”と言われ、『なんとかならないか?』と詰め寄り、一応、10月から変更ということで働きかけてくれることになりました。でも、ダメかも。
何のために毎月高い保険料(子どもがいる場合なので、トータル10万円くらいの保険料のうち毎月4万円近くは自己負担です。)を払って来たねん!と思い、文字通り泣きつきました。(;ω;)(本当に泣いたわけではないですよ、念のため。smile

こういうケースはあまりないかもしれませんが、HMOの保険でかかりつけ医を登録し直す必要があるときは必ずカードに記載されているクリニックに電話をして登録してくださいね。

*******************

ところで、この記事で、500件になりました。

先日、このブログの読者の方に直接お会いする機会があり、”本当にこのブログに、いろいろ助けていただきました。他にも助けられている人がたくさんいると思いますよ。”と言っていただき、とても励まされました。

でも、最近はあまり有益な情報という記事は少なくなったかもしれません。

結構プライベートなこともあえて公開して、恥ずかしいブログですが、そんな等身大のポスドク留学生の日常を垣間みることで、同じようなことで困ったり、悩んだり、失敗したり、また楽しんだり、エキサイトしたりしてるんだなーと心細く留学されている方々には、少しでも安心していただけたり、留学をお考えのかたにちょっとしたアイデアを提供出来たら良いかもと思っています。

祝500件!
今後ともよろしくお願いします。happy01


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2008年10月27日 (月)

Harvest Fest(教会でハロウィン!?)

今日は教会でハロウィンパーティがありました。
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ハロウィンを教会で、お祝いすることは賛否両論があるので、たいての教会ではハロウィンパーティとは呼ばず、Harvest Festivalみたいに呼んでやっています。なんだかメリークリスマスというところをハッピーホリデイ!と言っている逆バージョンみたいなのです。
結局は仮装をしたりしてやっていることはハロウィンだけど、Jack-o'-lanternもかわいいし、仮装もコワいもの、武器は禁止・・・。賛否両論の落としどころを見つけたって感じでしょうかね(゚ー゚)。
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ウチは、長女minoriが魔女だったので、教会としてはビミョ〜な線だったのではと思います。coldsweats01

さて、今回のイベントもジャンピングハウスやスマートボール、的当て、クラフトコーナー、フェイスペインティングなどたくさんのアクティビティ、みんなで歌を歌ったり、ピザやケーキを頬張ったりしてとても楽しいイベントでした。

今回、私達は準備から関わり、食事のセットアップやAppile bobbingの準備をしました。
このApple bobbing、桶に水を張って、リンゴをぷかぷか浮かべて手を使わずに口だけでリンゴをキャッチするというものでしたが、なかなか大ウケでした。

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2008年10月26日 (日)

Monterey Bay Aquarium (モントレー水族館)

今日は、渡米当初から行こう、行こう、行こう、行こう・・・・と言い続けながら機会を逃していたモントレーに行きました。
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今回は(朝が弱い私達の)日帰りスケジュールだったので、モントレ−水族館に行くことが主な目的でした。

モントレーには、お昼前に到着し、まずはこんな景色を眺めながらのランチ。

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そして、子どもたち念願のモントレー水族館に。
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私がもっとも癒されたのは、Garden eel。

妻nori-tanが癒されたのは、スナガニ(Sand crab)。(動画は妻nori-tanと娘minoriの解説付き)

次女ayumiのお目当ては、このマンボウ(Headfish)。

長女のminoriが、はしゃいだのは、このぐるぐる回るイワシ。(ただし、このイワシに叫んでるのは次女ayumi)

眠くなった次女を覚醒させたのは、かわいい小さなクラゲちゃんたち。

この砂利の上に隠れている魚を見つけられますでしょうか?(クリックすると拡大します)
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他にも色とりどりの水中の生き物たちに娘達も大満足でした。
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そのあとは、ずーーーっと前から気になっていたOld Fisherman's Grottoのクラムチャウダーを食べに行きました。以前紹介したクラムチャウダーのお店(Sam's Chowder House) のものと比べても遜色の無い素晴らしいお味でした。

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2008年10月24日 (金)

3ヶ月待ち!?

先日の病気のときに、かかりつけ医からいただいた10日後の診察予約。

もう元気になったし、明日の予約はキャンセルして、今度は夫婦二人そろって健康診断に行こうと思って電話しました。いつもどおり5分以上待たされたあげく、予約担当者につながり、電話をさらに○●先生担当のところに転送され、ようやく担当者とお話できました。それで、要件を述べると。

「○●先生の次の予約は早くて1月中旬になりますけど、いいですか?」

・・・っへ?それは遅すぎます。そしたら、妻の予約だけ入れさせてください。

すると、新来患者の予約係へ転送。たくさんの予約係がいるもんですね。

それで、妻nori-tanのアメリカに来て初めての健康診断。約3ヶ月先になってしまいましたので、渡米後、約1年半。3年間の滞在予定なので、”中間健診”って感じですね。

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2008年10月23日 (木)

Postdoc Dayの提案

去年のブログでも紹介しましたが、今日はラボミーティングでBoss's Dayをお祝いしました。

hide-tan「合衆国には、どうもBoss's Dayというものがあるらしいので、今日は感謝の気持ちをみんなから表したいと思います。」(アレンジメントフラワーを贈呈)

boss「まあ、すてき。ありがとう!」

hide-tan「実は先週だったんですけどね。ちなみにカードは後から来ます。まだ書けていませんので。」

boss「あらあら。みんなまるで私みたい。いつも後手後手なのね。」

アメリカには他にもSecretary Dayなどもあるようですが、こんなふうにお互い感謝の気持ちを表すっていいことですよね。それならば、安い給料で頑張って働いているポスドクにも、Postdoc Dayを作ってください!と提案したいです。

その日は、

1:その日にやるべき実験をボスに頼んで休んでもよい。

2:高くて手を出せなかった試薬や機材を購入してもよい。

3:ボスのポケットマネーでポスドクだけで食事に出かけてもよい。

4:ボスに改めてほしい点をひとつだけ(!)お願いしてもよい。

のどれかひとつチョイスしてもよいようにすると、Productivityが向上するように思いますが、いかがでしょうか?smile

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2008年10月22日 (水)

だじゃれカルタ:「か」-2

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角ばったバターと威張ったバッタ。

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2008年10月21日 (火)

こんな祈りの聞かれ方って・・・

午後7時に実験を終えて、今日は駆け足でメンズバイブルスタディのためにleeの家に行きました。

今日の参加者は7名で、それぞれがルカの福音書19章を読んできて疑問に思ったことをどんどん出していく作業をしました。普段何気なく読んでいる個所も、ここはどういう意味なんだろう。これって何のこと?など質問をどんどん出していくと、聖書の深みが分かって楽しいです。今回はあえて質問には答えず、次回までに各自が聖書の他の部分を参照したり、参考書をひもといたりして、こたえを探してくるのが宿題です。

この会に来ているメンバーは、比較的まじめなでおとなしめの人たちばかりなので、日本人の私も結構居心地がいいです。また、アメリカで現地のクリスチャンと一緒に聖書を開いてあーでもない、こーでもないとみことばに向かい合う作業は、アメリカ滞在中ならではのことあので、毎回毎回の集まりが貴重な体験だと思っています。

でも、よく考えると日本で日本のクリスチャンどうしが集まって聖書を開くとか、アメリカで日本人クリスチャンが集まって聖書の話をするとかいうことも実はとても祝福されたことなのだと思います。

さて、前回2週間前に集まったときには祈りの課題を出し合ったのですが、「毎日忙しく、夜中に帰ることが多いので、もう少し効率よく働けて休めるようにしたい」と言うと、leeが「睡眠時間がとれるように」と祈ってくれ、そのあともメールで「hide-tanは忙しくてあまり寝ていないので寝れるように」とみんなへメールしていました。mailto

それで、今日、「どう?最近、眠れてる?」と聞かれ、ふと気付きました。

「そうそう、祈りが聞かれたよ。あのあと、発熱して、頭痛でふらふらになって、5日間、ぐっすり寝てばかりいたよ。おかげで仕事からも一時的に解放され、すっきり!」

みんな少々、苦笑いのお祈りの報告となったのでした。smile

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2008年10月19日 (日)

Bible Study 101:Jesus is the only way

人となって来たイエス・キリストを告白する霊はみな、神からのものです。・・・中略・・・ イエスを告白しない霊はどれ一つとして、神から出たものではありません。 (1ヨハネ4:2)

今日は、ちょっと難し目の偽教師(キリストのことを伝えると言いながら聖書を曲げて伝える「牧師」のこと)をお話します。はじめにイエス・キリストが言われたことばの中で、最も重要な言葉であると私が思っている箇所を紹介します。

「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。(ヨハネの福音書14:6)」
15942 聖書の解釈(あるいは聖書自体)を曲げて教えるキリスト教の異端と呼ばれるものの特徴はキリストを神の御子と告白しないという点です。その意味では、同じ旧約聖書を聖典としている(イスラム教の旧約聖書はユダヤ教のものと少し違います)、ユダヤ教も、イスラム教とよく似た立場と言えると思います。それでは、同じ旧約聖書(または新約聖書)を聖典としていたら、同じ神を信仰しているのだからそれでいいのではないか?という疑問をもたれる方もいると思います。 (現にイスラム教の方から、ユダヤ教もキリスト教も同じ神を礼拝しているのだというA Common Wordという声明が出され、互いに融合して平和な世界を築きましょうと呼びかけています。) 同じ神?本当でしょうか?私達クリスチャンも、時々答えにつまる質問です。

答えは、ノーです。
何がノーかというと、それは同じ神ではないという点でノーなのです。

イエス・キリストを神の御子であること、キリストの十字架と復活こそが救いの道であることを拒んだ時点で、父なる神をも拒んだことになるからです。(ヨハネ5:23, ルカ10:16)
父、御子、御霊からなる三位一体の神を否定した時点で、私達が今日、キリスト教とよんでいる、あるいは、福音派とよんでいる教会が礼拝する神とはまったく別の神を仕立て上げていることになっています。

また最近、アメリカではProsperity Gospel(ご利益キリスト教?)というような教えがポピュラーになっています。前から有名なのはロバート・シューラーでしたが、今もっともアメリカでポピュラーな”牧師”はJoel Osteenです。彼はアメリカで最大規模の教会Lake Wood Churchで”牧師”をしています。彼の著作、”Your Best Life Now”や”Becoming a Better You"はベストセラーです。彼の教えは、「神はあなたに健康で幸せで、成功し、そして裕福であるようにと願っておられ、神に頼めばそのように生きることができる、キリストはあなたがより良く生きていくことができるように来られたのです。」と言ったものです。彼はハンサムで、口調はやさしく、その教えは魅力的で、罪や裁きをまったく無視し、神の愛のみにフォーカスを置く彼の説教は人々を魅了しています。

そして、彼は言うのです。

「キリストを信じなくとも、神はそのひとの心を見て、永遠の行き先を決めて下さる。」

これは、無宗教の方々には聞こえがよいかもしれないのですが、キリストの教え、十字架の意味をまったく無にしている偽教師の言い方です。

そして、本当に驚くべきことなのですが、20世紀最大の説教者とも言われたBilly Grahamも同じように言い始めたのです。彼は、仏教徒も、イスラム教徒も、無宗教の人もキリストの教会に属している、良い行いをしていれば天国に行けると言い始めているのです。
今、ネットでは
”それじゃあ、彼は何のために説教をしてきたのか?”
”もしかして彼自身が天国に行けないのではないか?”
”影響力を持った彼がそのように言うことで、多くの人を滅びに至らせているのではないか?”
という意見が出て、混乱しています。

このようにアメリカのキリスト教会の一部では、『キリストが神の御子であり、唯一の救いの道である』という教えの「唯一の」を外し始めています。世の終わりが近づくと、偽教師が増え、クリスチャンの人口は減ると予想されていますが、今、まさに本当の意味でのクリスチャンが少なくなっているのに、それに気付かされないで生きているのではないでしょうか?自分でクリスチャンと思っている人が実はそうではなかったり、またクリスチャンの方が、福音派のキリスト教会と言いながらも、実はそうではない教会に集っていたり、また自分の通っている教会が本来の聖書の教えから外れて来たりしているのではないかと思い、とても心配になっています。

【キリストが唯一の道であるような排他的な教えより、もっと広く受け入れてださる愛の神を伝えよう。他の宗教を尊重し、すべての宗教の上に立たれる神を礼拝し、それぞれの考えのもとでよりよい生き方を実践しよう!】

・・・みたいな雰囲気がクリスチャンとよばれる人たちの中にも浸透しているのではないかと不安です。まさに天使の姿をしたサタンの狡猾な業が、ますます盛んになってきているような気がします。

私が通うPeninsula Bible Churchでは、今のところ、そのようなことは無いのですが、日本のクリスチャンでこれを読んでおられる方の教会の牧師や信徒のみなさんは、本当に大丈夫でしょうか?

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2008年10月17日 (金)

復帰してもやはり・・・

まだ体調は万全ではないのですが、今日から仕事に復帰しました。
たくさんのスタンフォード近辺の日本人のお友達からお見舞いのお電話やメールをいただき、ちょっと不安になっていた私たち夫婦としては、とても心強く励まされました。有り難うございました。

まだフラフラする感じは少し残るのですが、頭痛も吐き気も治まったので、脳に膜が貼っているような感じで夏休み明けの学生に最近の進歩状況を説明し、ボスと1時間半のミーティングをし、午後から動物実験をはじめました。

いつもの1.5倍くらいの時間をかけながらの実験で、病み上がりなのにラボに最後まで残っていました。
病気で寝込んでいる時は、「もう12時間勤務はやめよう。8時間、せめて10時間で12時間勤務以上のお仕事をしよう」と心に固く誓ったのですが、まだ全快ではない身なので仕方ないですね。

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2008年10月15日 (水)

病床に伏して、思ったこと

渡米してから病気らしい病気をしてこなかった私ですが、はじめて2日以上の発熱をし、そのあとひどい頭痛と吐き気で長く座っていることができない状態が2日以上続いています。

普通の食べ物が喉を通らなくなりましたが、お粥さんと少しの野菜で満足出来る幸せを感じております。また異国の地で日本のものを口にできる有り難さも実感しています。

また何人かの日本人の方々にもお世話になり、おかげさまで今日はなんとか30分くらいは座っても大丈夫になりました。まだ外を歩ける程にはなっていませんが・・・。

さて、この状況だったら普通、日本でいれば医者の私でも近くの病院に行って、とりあえずの血液検査と処方を受けると思うのですが、かかりつけ医の予約がとれたのは24日(金)、救急に電話すると、診察だけでも料金は75㌦、数時間の待ち時間と言われたので自宅療養を続けています。

病人(+貧乏人)になんて不親切な国なんだろうと思いながら、最先端の医療技術よりももっと大事なことがあるのではないかと思ったりもしています。実際、日本ではまだ普及していない最先端の医療技術を紹介するような海外の論文を読んでも、もともとの治療成績がなんでこんなに悪いの?とあきれてしまうことがあります。ある新しい治療を導入したとしても、もともとの治療成績が良い日本ではこのような論文のように有意差がつかないのでは・・・という結論に達することもしばしばです。

医療の進歩というのは、単に最先端の医療技術の発展だけをいうのではなく、病気の予防に関する啓蒙活動、患者教育の徹底、医療従事者のモラルの向上、現在行っている治療法や管理方法の定期的な見直しなどをひっくるめていうのではないかと改めて実感しています。

小児医療の中でも、とくに生死にかかわることの多い新生児医療、小児がんの分野では「赤ちゃんにやさしい医療」「子ども達にやさしい医療」ということの重要性が見直されています。それらには、今までよかれと思ってやっていた治療を省略したり、不必要と思われていた処置を加えたりして患者さんの負担を減らすための検討がなされています。そういった試みも医療の進歩と言ってよいと思いますし、評価されるべきものだと思います。

私は今は研究者として、最先端の知見を集めてそれを医療に生かせるようにしたいと思って毎日研究に勤しんでいますが、この数日、病床に伏したことで少しだけそんなことにも思いを馳せた私でした。

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2008年10月 9日 (木)

ラボに残す足跡

うちのラボの毎週のラボミーティングでは、1〜2名がデータをプレゼンし、1名が論文の紹介をします。少し前までは、プレゼンがあたる前の1~2週間は殺気立って実験し、スライドのために半徹夜という感じでした。しかし最近はあきらめの境地に達したのか、スライドの枚数は半減、その半分はトラブルシューティングの説明・・・みたいになって、少々しぼみ気味です。

他のポスドクは、RT-PCRのデータなどを中心にサクサクと出していて、それなりのストーリーになっているのですが、私のデータは登場人物のキャラクターがまだハッキリしていないような、そんな感じなのです。もしかして、もしかして、こういう状況を「スランプ」というのでしょうか?

〜広辞苑より〜
【スランプ】
(心・身について)一時的に調子が出なくなる状態。不調。不振。

”一時的に”とはどれくらいの期間を言うのでしょうか?数ヶ月という感じがするのですが、渡米して来てから研究のペースがダウンしている自分を少々省み、最近、変えたことは、実験ノートをもっと綺麗に、詳しく書く!なんでも書く!ということです。

そういえば、病院で働いていたころは、患者さんのところにちょっと話に言ったり、ちょっと診察したりしたことも、いちいちカルテに書いていました。それは「カルテに残さないと診察したことにならない。」と思っていたからです。それで、その病院を辞める時に厳しくて有名な小児科部長に「hide-tan先生のカルテを読むと勉強になる」と言われたことは私の中での宝になっています。

最近は「実験ノートに書かなければ、実験したことにならない」と思うことにしました。そうやって1日4−5ページのペースで埋まっていくようになったのですが、そんなノートを見ていると、ちょっと気が晴れてきます。
それと同時にボスとのミーティングも下準備もいらなくなり、実験ノートをおもむろに持ち込んで細かい実験条件等やデータも説明できるので、研究に進展はなくても、ボスとのミーティングも”実験の相談+英会話クラス”と思えるようになり、億劫ではなくなりました。

結局、スランプであるかどうかはわからないのですが、ここのラボを去る時に「hide-tanの実験ノートはラボの財産」と言われるような足跡を残したいと思い始めた今日この頃です・・・って、今さら何を言うてんねん!って感じですね。smile


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2008年10月 6日 (月)

賛美とディナーの夕べ

今夜は教会で、老いも若きもみんなで一緒に賛美歌を歌おう!!そのあとみんなでご飯を食べよう!!
というようなイベントがありました。クワイアー(聖歌隊:私もメンバーです。)が2曲ほど披露し、彼らのリードで数曲を歌い、その他は参加者からのリクエストによって曲目を決めるというアットホームなイベントです。
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クワイアーのメンバーはリクエストされた曲でもさっと楽譜を見てしっかりと各パーツを歌えるのですが、私は絶対音感が備わっていないのか、まわりの助けがあって、何回も練習しないと歌えません。なので、時には口パクになったり、メロディーのパーツを歌ったりしていることがあります。
それでも、みんなの前に出て、みんなの顔を見ながら一緒に神様を賛美する曲を歌うのは楽しいです。
こんなクワイアーメンバーは私くらいのものですが、歌が好きという理由だけで参加させてもらえて感謝です。

そのあとの夕食はひとり3ドルのカンパで、教会のメンバーが美味しいパスタ、サラダ、デザートを作ってくれていました。普段話したことのない人達ともいろいろお話ができてこれもまた楽しい夕食のひとときでした。

次回は同じようなイベントはクリスマス前の12月7日(日曜日)にあります。みんなでクリスマスキャロルを歌うイベントです。ベイエリアにお住まいの方で、ご興味のある方はhide-tanまでご連絡ください。

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2008年10月 5日 (日)

Max Lucado & Sandi Patty

今日は、サンノゼのクリスチャン書店に買い物に行って来ました。
目当ては、教会で備え付けてある讃美歌集でしたが、今日はたまたまMax Lucadoさんがサイン会に来ていました。

彼はクリスチャンの書籍をたくさん書いている人で、日本のクリスチャンの間でもかなり人気のある人です。私も以前、"Just Like Jesus"(邦題「イエスのように」)という本に大変励まされたことがあり、サイン会にayumiを連れて行き、握手をしながら「私は原著で、妻は日本語で読みました。とても励まされました。」と御礼を言うことができました。

イエスのようにBookイエスのように

著者:マックス ルケード
販売元:いのちのことば社
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たいせつなきみBookたいせつなきみ

著者:セルジオ・マルティネス,ホーバード・豊子,マックス・ルケード
販売元:いのちのことば社
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今日は、彼の、3:16-The Number of Hopeと題した本や音楽を中心にしたコンサートと講演の為に来てくれているのでした。そこで、サイン会に参加した人に$30のチケットを無料で配付してくれました。コンサートにはSandi Pattyというグラミー賞をたくさん取っているクリスチャンシンガーも来ることもあって、夕方から家族で出掛けました。

"For God so loved the world that he gave his one and only Son, that whoever believes in him shall not perish, but have eternal life.(John 3:16)"
「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者がひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。(ヨハネの福音書3:16節)

これは、聖書を凝縮した1節であるとまで言われている箇所ですが、クリスチャンとは、この”世”という言葉を自分の名前に置き換えて読んで、「そのとおりです」と同意した人のことです。まだこの聖書箇所をそのように読んだことのない人もぜひ、声に出して読んでみて下さい。

神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに(あなたの名前)を愛された。それは御子を信じる(あなたの名前)が決して滅びることなく、永遠のいのちを持つためである

さて、コンサートと講演会の中では、Sandi Pattyや他のクリスチャン歌手による(そのうちの一人は"American Idol"の優勝者)の歌や聖歌隊のワーシップで、とても祝福されました。


3:16 - Songs of HopeMusic3:16 - Songs of Hope


アーティスト:Max Lucado

販売元:Word Entertainment

発売日:2007/09/11
Amazon.co.jpで詳細を確認する


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自分のブログを解析

ココログにはアクセス解析というものがあって、訪問者の数やアクセス数だけでなく、どのような地域からのアクセスが多いとか(残念ながら日本国内のみの解析)もわかります。訪問者の訪問周期をみると、たくさんの方が定期的にアクセスして下さっているのがわかり、ブログを続ける励みになっています。いつも読んで下さっている方、ありがとうございます。

ところで、ブロガーの方々はご存知と思いますが、どのような検索で引っかかってこのブログに辿り着いているのかもわかるようになっています。それを見ていると、左のアンケートにあるように皆さん研究留学の情報が欲しくて来て下さっている方が多いようですが、ここで、私なりに頻繁に訪れて下さる検索ワードをちょっと並べてみます。

スタンフォード 留学
いろんな立場や分野の方からのアクセスがあるのでしょう。これがもっとも多いです。
これから来られる方も、すでに来られている方からもアクセスがあるようです。
すでに顔をあわせたことのある人もいるんだろうな。
近い将来お会いする方がおられるんだろうなと思います。

アメリカ ポスドク
ポスドクでのアメリカ留学を考えておられる方はとても多そうです。
留学させてもらえている幸いを実感します。

ビザ申請
これは留学の準備で一番頭を悩ます作業だからではないでしょうか?
こことここに、それなりに詳しく書いたつもりですが、そろそろ古い情報になってきているかもしれないですね。必ず、私と同じく関西から来られる方もアメリカ総領事館のHPをチェックして下さいね。

ポスドク 給料
これは、このブログでは具体的には書いていないのですが、給料の低いポスドクとしてこちらに留学してくる日本人としては、と〜っても重要な問題ですよね。スタンフォード大学にポスドクとして来られる方は、こちらの物価を考えると「いくらもらえるか」よりも、「蓄えがいくらあるか?」と「扶養家族は何人で、子どもは何歳か?」で留学期間が決まるといっても過言ではないと思います。私の場合、そういう”リミット”があることが留学期間を延長出来ないという一種の緊張感を生み出していていいのですが。

ポスドクの給料は、普通NIHの推奨を参考に各大学が推奨額を決めていて、それを参考にボスが給料を決めるという仕組みです。スタンフォードはNIHの推奨よりちょっと上乗せしてますが、こちらの家賃のクレイジーさを考えるとまったく上乗せとしての機能をなしていません。

ほぼ日手帳 使い方
留学直前に書いたこの記事が意外と人気です。
ほぼ日手帳は、どんな使い方もできるというのがウリですが、どんな使い方をしたらよいものか?
もっといい使い方はないか?他の人はどんな使い方をしてるんだろう?みたいに思う人が多いようです。同じほぼ日手帳のユーザーの方の訪問を受けて嬉しいです。

若き数学者のアメリカ 読書感想文
なぜ、この本がこんなに人気があるのかと思い、ヘンな検索を書けてくるもんだと思っていました。
あまりにもこの検索が多いので、やっと気づいたのですが、読書感想文の宿題をパクろうとしている学生さんがいるようですね。イケマセン。イケマセン。
でもこのブログ記事では、あまりに短すぎて感想文になりません。また、藤原氏に対してちょっと失礼な下りもあるので、もしかしてこの検索を書けているのが藤原正彦氏ご本人であれば、失礼しました〜!って言わないといけないですね。

他にも、最近は日本でのブログに押されているのか減りましたが、”iPhone 着信音”とかもよくあります。あと”アメリカ 教会”とか聖書の箇所での検索で来て下さる方もいます。

検索ワードをこうやって眺めていると、いろんな立場の人が、いろんな興味やら、疑問やら、悩みやらをもって私のブログに来てくれているのだな〜と実感します。アメリカへの研究留学をひとつの柱としながらも、多種雑多なことを書き綴っているブログならではの現象かなとも思いますが、こうやって解析してみてようやく自分のブログの立ち位置みたいなものを見つけたような気がします。

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2008年10月 4日 (土)

数えてみたら・・・

今日は1ヶ月前から約束していたディナーに招待されてrandy&merryのところに行きました。
(写真:妻nori-tanが焼いたケーキ)
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randy:「アメリカに来て1年かあ。教会にはもう慣れた?僕たちの他に知っている人ってどれくらいいるの?」
と聞かれ、
hide-tan:「そこそこいるよ。えーっと、T&EとK&AとB&Jでしょ。他にL&JとR&CとB&VとS&CとS&GとA&AとR&LとP&WとJ&W。そうそう、ほんでM&A。・・・結構しってるね。」

・・・きりがないので、これくらいでやめましたが、こうやって、個人的に一緒に食事をしたことがあるような夫婦だけでもすでに10組を超えているのに驚きました。他にも、挨拶を交わしたり立ち話をする程度の人達、クワイアーのメンバー、メンズバイブルスタディのメンバーなど、こうやってアメリカの教会というコミュニティに入ってしまえば、多くの友人達に囲まれていることを実感し、感謝しました。

ちなみに質問したrandy。彼はこの教会に来て3年らしいですが、彼も知らないような人たちの名前がどんどん出て来るのでちょっと驚いていました。

きっとrandyも私達が日本から来て寂しそうにしている(と思った)ので、声をかけてくれたのだと思うのですが、自分たちの教会がこのように親切な人たちであふれているということにあらためてお互いに実感し、感謝しました。

そんな「親切な人たち」の仲間であるrandyとmerry。ありがとう!


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2008年10月 3日 (金)

だじゃれカルタ:「ぼ」

ボクも、ぼくも、僕も
    クモ!
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2008年10月 2日 (木)

教育をめぐる悩み in ベイエリア(2)

半年前に同じタイトルの記事を書いたので、これを(2)とさせてもらいます。

今回は、子どもの英会話について。

せっかくアメリカまで来ているのだから、子どもにネイティブ張りの会話力をつけさせて帰国したい!

・・・とは実は、思っていません。アメリカで友達と楽しめて、学校で不自由しない程度の会話力を早めにつけられれば、それでよいと思っています。帰国したら、ある程度覚えていられるように英会話クラスに通わせ、中学高校で読み書きをしっかりさせた上で、仕切り直しして、将来の仕事で英会話は武器にまでならなくても、英会話ができないことが足かせになるということがないようにさせてあげたい。

これが、我が家の子どもたちに対する英会話の目標です。

なので、この一年、少々の単語と挨拶だけで切り抜けている子ども達を見て「英語もよくわかっていないのによくやってるなー」くらいに思い、1年近くたっても文章での会話がほとんど出来ない長女minori(7歳)の遅々たる歩みを観察していました。
私達夫婦の中では、”ネイティブみたいに英語がペラペラに話せることが教育の目標ではなく、人に社会に仕えることで神に仕えることことができるような能力を身につけることこそが教育の目標”と考えていますので、語学力のアドバンテージや、異文化での体験がこれらのことに「ちょっとした色づけ」になればと思っています。

なので、娘たちの語学力の伸びないさまを見ても何も気にせずにいたのですが、渡米後1年を経過した先月くらいから、いつのまにか、文章でべらべら(まだ「ペラペラ」ではない)話し出したのです。しかも、その内容程度の文章もちゃんと書けるのです。ついでにかなり英語の物語も読むようになって来ました。

それをESLの教師の経験のあるこちらのアメリカ人女性の方に言うと、
「あなたのしていたことは正解。(実は何もしていないんだけど)子どもは最初の1年で沢山インプットして、そこからアウトプットを始めるのよ。もし、インプットを十分せずにムリにアウトプットを出させようとすると、語学力の成長を逆に押さえ込んでしまうのよ」
と教えられました。

これはまさに「けがの功名」的なエピソードですが、今私達が掲げているこのような教育方針に修正が必要なのかどうかもまだ分かりません。
私達夫婦は、このように子ども達のプログレスが遅々たるものであることには、比較的大目に見ながらも、勉強するときの態度についてはちょっと気にしています。
「何時間も椅子に座っていても、ちゃんと理解して覚えないならやっていないのと一緒。遊び(またはおやつ)はお預けやで」
という感じで、厳しいことも言います。

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2008年10月 1日 (水)

当てにならないグルメガイド

ベイエリアには、日本食スーパーもありますし、日本料理レストランもアメリカナイズ(ときにアジアンアメリカンナイズ?)のされかたに程度の差こそあれ、たくさんあります。そんなサンフランシスコベイエリアに住んでいながら、このブログではあまりグルメ情報をとりあげていないですよね。

理由は、このブログの作者である私たち家族はあまり外食をしないということです。とくに日本料理はスーパーミツワのフードコートか、ミツワと同じ敷地内にある香風Kahooくらいです。
ただ単に美味しさを求めて走り回るのが面倒なのか、興味がないのか(奥さんの料理が美味しいから?ということにしておきましょう)余裕がないのか(経済的に?時間的に?smile)だけなのですが・・・。

それで、今日はミツワの帰りに、Barnes & Nobleに立ち読みに行く途中で見つけた日本料理のお店、TANTOがなかなかナイスでした。っていうか、本当にちゃんとした日本料理でした。

やはり、日本料理の”本物度”と値段は比例しますが、ここは私達の財布の許せる範囲にあるギリギリのところで、最高のところだと思います。日本料理が恋しくなって、GombeiMaruichiで誤魔化せなくなったベイエリア在住の皆様、ちゃんとした日本料理をアメリカ人の知り合いをもてなしたい人達にお薦めです!

(注:あまりグルメではない、hide-tanからの情報ですので、お心置きください。smile

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