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2008年10月 9日 (木)

ラボに残す足跡

うちのラボの毎週のラボミーティングでは、1〜2名がデータをプレゼンし、1名が論文の紹介をします。少し前までは、プレゼンがあたる前の1~2週間は殺気立って実験し、スライドのために半徹夜という感じでした。しかし最近はあきらめの境地に達したのか、スライドの枚数は半減、その半分はトラブルシューティングの説明・・・みたいになって、少々しぼみ気味です。

他のポスドクは、RT-PCRのデータなどを中心にサクサクと出していて、それなりのストーリーになっているのですが、私のデータは登場人物のキャラクターがまだハッキリしていないような、そんな感じなのです。もしかして、もしかして、こういう状況を「スランプ」というのでしょうか?

〜広辞苑より〜
【スランプ】
(心・身について)一時的に調子が出なくなる状態。不調。不振。

”一時的に”とはどれくらいの期間を言うのでしょうか?数ヶ月という感じがするのですが、渡米して来てから研究のペースがダウンしている自分を少々省み、最近、変えたことは、実験ノートをもっと綺麗に、詳しく書く!なんでも書く!ということです。

そういえば、病院で働いていたころは、患者さんのところにちょっと話に言ったり、ちょっと診察したりしたことも、いちいちカルテに書いていました。それは「カルテに残さないと診察したことにならない。」と思っていたからです。それで、その病院を辞める時に厳しくて有名な小児科部長に「hide-tan先生のカルテを読むと勉強になる」と言われたことは私の中での宝になっています。

最近は「実験ノートに書かなければ、実験したことにならない」と思うことにしました。そうやって1日4−5ページのペースで埋まっていくようになったのですが、そんなノートを見ていると、ちょっと気が晴れてきます。
それと同時にボスとのミーティングも下準備もいらなくなり、実験ノートをおもむろに持ち込んで細かい実験条件等やデータも説明できるので、研究に進展はなくても、ボスとのミーティングも”実験の相談+英会話クラス”と思えるようになり、億劫ではなくなりました。

結局、スランプであるかどうかはわからないのですが、ここのラボを去る時に「hide-tanの実験ノートはラボの財産」と言われるような足跡を残したいと思い始めた今日この頃です・・・って、今さら何を言うてんねん!って感じですね。smile


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