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2009年6月11日 (木)

鳶が鷹を指導?

私の研究の手伝いをしているスタンフォード大学生(Undergraduate)のfern。

いくつかのhide-tanの厳しい?指導のもと、最近は心を入れ替えて、責任感をもって働いてくれるようになりました。(ついでに早口も少しはスローダウンcoldsweats01

彼女は、パキスタン系アメリカ人でイスラム教徒(Muslim)なので、実験の合間にはときどきお祈りの時間になるとカンファレンス室へ引っ込みます。そして、豚肉を食べません。

少し前にラボでランチを食べに行ったときにベジタリアンメニューを頼んでいたので、なにかの話のときに

「Muslimでも、ベジタリアンとそうでない人がいるの?」と聞くと、
”うん。いるわよ。たしかに信仰的に厳格な人の中には、ベジタリアンを貫く人はいるわ。私は違うけど。”
「へっ?でも、このまえはベジタリアンのメニューで注文してたやん」
”あー。あのときは、なろうとしたんだけど、ダメやった。”

これまで、ベジタリアンメニューというのが難しそうだったので避けていたのですが、そういうことならと今夜の夕食(焼き肉)にお誘いしました。豚肉と豚肉入りのソーセージはフライパンで調理して混ざらないようにして対応。

彼女はアメリカ生まれのアメリカ育ちですが、ご両親はパキスタンから移住してきたので、里帰りもしていてある程度はパキスタンのことも知っています。それで、いろいろなパキスタンの話や、アメリカに住むパキスタン人とインド人は(国どうしの政治的な諍いはあるにせよ)結構なかよしだとか、いろいろ話しました。日本から来ている母とも、母が描いた絵を見たりして

”日本に行きたい!お母さん、行く時は連絡するわよ。”

と言っていました。彼女は夏は実家のセントルイスに帰り、私が紹介した有名な研究者のもとで夏休みの間、指導をうけることになりました。そのあとはオーストラリアで海洋生物学の研修を受けに行くので、次に会うのは1月です。そんな行動力のある彼女なので、日本にもきっとやってくると思います。

はじめは、神経内科志望ということで、神経内科医でもある私のボスkasonのラボに入って来た彼女ですが、すっかりhide-tanに影響を受けたので、今は新生児科医になると同時に、赤ちゃんの脳を守る研究をしたいと言い始めています。

はじめは、正直「口だけ達者で、行動の伴わない典型的なアメリカ人」と思っていましたが、優秀な頭脳に加えて、勤勉であるfernを見ていて、将来が楽しみになってきました。


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