なんの変哲もない金曜日ですが、渡米一周年となりました。
それはそれは、あっという間の一年でした。院生の頃から、それなりに留学に向けてアクティブに動き回っていた方だと思いますが、それでも留学前は、「本当に外国で生活なんてやっていけるだろうか・・・」という不安でいっぱいでした。「何事にも動じないね」と言われることもありますが、実はかなり小心者の私なのです。
来てからは、時差ぼけと乾燥した気候に消耗しながらのセットアップでした。そんな中で徐々に日本人の友達も出来て行き、2ヶ月くらいでこちらの生活に慣れたという感じでした。それからは月日はあっという間に過ぎ去りました。
この一年間で、得たものは?
研究については、倍速でデータを出せると思っていましたが、方向性も定まらずうまく行くはずの実験もなかなか進まず、ちょっと焦っています。でもそんな中でもフェローシップを獲得出来て、テーマと足場が固まったことだけはよかったと思っています。あとラボの雰囲気が良くて毎日楽しいことも。
アメリカ生活は、最近になってようやく積極的に楽しむようになってきたと思います。夏休みをきっちり取ってあちこち行ったのが良かった。アメリカは広い!自然は美しい!
今年は旅行だけでなく、スポーツ観戦など、こちらの人たちが楽しんでいることもどんどん体験していきたいと思います。
語学レベルの進歩は、期待はずれな進歩状態です。
この辺りはネイティブでない人が多いからか、適当に喋っても通じます。でも、ちょっと遠くの(外国人が居そうにない)田舎の方に電話をかけると「言ってることがまったくわかりません!」と言われてしまうこともあるので、本当のアメリカ英語は身に付いていないようです。
英語を上達させるためには、ネイティブの人話すときに間違った英語を訂正してもらったり、自分でも努めて英語を音読したり、リピーティングをしたりしないとと思います。
さて、この一年で得たもの、それはなにより『キリストにある信仰の友(信友)』です。
今の時点で何と言ってもかけがえの無い経験になっているのは、現地の教会に集って、そこでクリスチャンの仲間が与えられていることです。まったく誰も知らない教会に飛び込んで行って、英語を話せない子どもたちを教会学校にぶち込んで知らんフリをし、何をしているのか知らないカップルズクラスに入って行き自己紹介をして無理矢理仲間に入れてもらう・・・小心者の私がここまで出来たのは、家族の支えがあったのと、クリスチャンは同じ神様の家族であるという信頼から来るものでした。
今は、本当に毎週日曜日が楽しく、教会の礼拝に出席し、みんなと挨拶を交わしたり、イベントの予定の合間をぬうように食事の約束をしたり、いろんなグループに参加してさらに友達が増えたり・・・と、この留学生活を”忙し楽しく”してくれているのは、この教会のおかげもあります。
しかも、お互いがクリスチャンということは、この友情が永遠に続くものであるということです。
自分をこの世に存在させ、このうえなく愛して下さる神につながり、その神に同じように繋がっているみんなと仲間になれる、この嬉しさを自分たちだけのものにしたくないし、せっかく友達になってくれた日本人の方々とのおつきあいを「アメリカ留学時代の友人」から何人かだけでも「永遠の友達」になってもらえないか・・・。実は私たち家族にはそんな思いがあります。
私たちにとって”親友”は一時的なものかもしれないです。でも”信友”は永遠に続きます。
またどんな”真友”であっても裏切られる可能性はゼロではありません。しかし、”信友”であればキリストにあって恐れずに信じ合うことができるのです。
教会のイベントは私たちの「楽しい部分」を共有できるので、お誘いしているのですが、聖書のことを学ぶことで、私たちの「嬉しい部分」も持ち帰ってもらえないだろうかという思いがあります。そして、その「嬉しい部分」がわかると、「楽しい部分」が「嬉し楽しい部分」になっていくのがわかってもらえると思います。
そんなことで、はじめた「日本人のための聖書の会」ですが、これまで何人も参加してくれたり、教会員の方々がこの働きをサポートしてくれたりして、またここからも神様から多くの祝福をもらっています。
キリストは十字架にかけられる前の夜に、弟子たちにむかってこのように言われました。
『わたしはぶどうの木で、あなたがたは枝です。人がわたしにとどまり、わたしもその人の中にとどまっているなら、そういう人は多くの実を結びます。わたしを離れては、あなたがたは何もすることができないからです。(ヨハネの福音書15:5)』
これからも永遠に枯れることのないキリストという木に繋がりながら、他の枝とともにキリストを喜び、そしてキリストとともに他の枝を喜んで伸びて行きたい、実を結びたいです。
そして、そのような信仰と友情をともに大事にしていきたいと思った一周年記念の日でした。
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