ラボのようす

2009年11月25日 (水)

ドーモホリデーモード

こちらアメリカでは明日から、いよいよThanksgiving Holidayです。happy01
4連休です(子ども達はすでに今日から5連休)。
アメリカのNational HolidayであるThanksgivingは、日本でいうお正月みたいな感じで、家族や親戚が集まってお祝いします。

アメリカは広いので、同じ国に住んでいても州が違えば、場合によっては外国に行くようなほどの距離があったりしますので、かなりの人が大移動する時期でもあります。この時期はハイウェイcarも空港airplaneも大混雑しているというニュースでもちきりです。私たちも去年は南カリフォルニアのディズニーランドからのこちらに戻って来るのにいつもの2倍くらい(=12時間)がかかりました。

そんなこともあって、今年のサンクスギビングは、我が家は遠出はナシです。
・・・ウソです。本当は、この休日にしないといけない実験があるからです。

ところで、この前の日曜日の夕方にラボに行くと、細胞培養室のインキュベーターがおかしいことに気がつきました。とりあえず、できるだけの応急処置をしましたが、どれだけの期間、調子が悪かったのかがわからず、ラボのみんなにメール。培養細胞の状態を確認すること(たぶん実験には使わない方がよいだろうこと)、インキュベーターの修理が必要かどうかを見極めないといけないことを伝えておきました。

月曜日。やはりインキュベーターが壊れているということが判明し、使用停止。
他にも共焦点顕微鏡の調子も悪いことが発覚しました。よりによって、ホリデーシーズンの機器の故障。部品調達を伴う修理は連休明けになりそうで、それゆえに実験やデータ取りもスローダウンしそうです。

忙しく働かされている機器がふたつ故障したわけですが、ちゃんと時期を選んでお休みをもらったと捉えるべきでしょうか、実験機器もどうもホリデーモードに突入したようです。( ^ω^ )
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・・・ただ、私の実験とは関係ないものなので、私の「ホリデーワーク」は中止にはなりませんでした。coldsweats01

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2009年11月 5日 (木)

予定発熱(Scheduled fever)?

新型インフルエンザワクチンのみならず、季節性インフルエンザのワクチンも不足している中で、スタンフォード大学では今年もポスドクは無料でワクチン接種ができるようです。こちら(アメリカ)のワクチンには完全に不活化されていない”ハズレ”があるのか、ワクチンのあとに具合の悪くなる人もいるようです。
私も1回目はセーフでしたが、2回目は3日間発熱して、しんどい思いをしました。

hide-tan  「来週のワクチン、受けるべきか受けざるべきか。去年は熱が出たんだよね。」
chie (実験助手)”受けても罹るかもしれないし、止めておいたら?”
hide-tan 「でもね、年末に一時帰国するから、このまえの学会みたいに旅行をキャンセルとかになったら嫌だから、来週受けて少しでも予防しておいた方がいいんじゃないかと思うんだ。」
chie ”なるほど”
hide-tan 「だから、来週ワクチンを受けて、熱を出すから、来週の実験動物のオーダーキャンセルしといてくれる?もう無理か。」
chie ”そうね(笑)。今からじゃ無理ねえ。”
hide-tan 「それと、ボスにも”来週早々にワクチンを打って3日間熱を出しますから、来週いっぱいはお休みします”って言っておかないと。」
chie "wwwww (大笑い)”
hide-tan ”それと、うちの奥さんにも”僕、来週、倒れてもいい?”って聞いておかないと、彼女もいろいろ忙しいし...。」
chie "wwwww(ますます大笑いのあげく)・・・なんか冗談を真面目な顔をして言うところが面白いわ。”

半分冗談、半分は真剣なんだけど。
まじで迷っているhide-tanです。

To have a scheduled fever or not to have a scheduled fever, that is a question.

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2009年10月22日 (木)

ボスが学会から帰って来た

ので、非常にエキサイティングして、病み上がりの私を捕まえていろいろ実験の指示を出すものと思っていたのですが、かなり体力的にしんどそうで、今日はあまりディスカッションという雰囲気でもなさそうでした。

私のポスターのところにも4時間の枠のうち1時間弱ほどしかいれなかったようで、同じ研究分野の人の訪問も少なかったようでした。ちょっとガッカリ。

同じく学会から帰ったポスドクも、
「疲れた。何が疲れたかって、会場広すぎ!この講演聞きたいと思って会場内を移動しはじめたら、その部屋に辿り着いたら終わっていた。」
「ポスター会場も広すぎて、ベンダーのブースでお土産をもらえなかった」
とか、ぶーぶー言っていました。

それよりも、このポスドク仲間は、出張先で前のボスとクレジットカードを取り違えてしまったらしいのです。しかも、お互い気がつかずにホテル代を支払い、帰りの空港でやっと気がついたそうです。
二人ともクレジットカードの裏面に署名をしていなかったのも原因のひとつでしょう。

お互いに信用出来る相手だったのが不幸中の幸い。
お互いのカードを廃棄して新しく作り直すことにしたようです。

でも、これで、クレジットカードって危ないことがわかりました。
裏面の署名はもちろんですが(といても、これも真似される恐れがないわけではないです。私は日本語で署名しているので、こちらでは真似されにくいと思いますが)、クレジットカードを使う時にIDを見せろと言われてうっとしく思っていた(のは、なぜかというと、住所とか生年月日とかが免許書には書かれているので。)ことも犯罪や間違いの防止の為には必要なのかもと思いました。

クレジットカードって、本当に安全なのは、
裏面に署名する/しない
IDカードも見せる/見せない
どうするのが一番良いのでしょうか?

ちなみにIDを見せることには義務はないそうですが裏面の署名は必要だそうです。(こちらを参照)

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2009年10月17日 (土)

学会をキャンセルです。

今週、実は次女ayumiと妻nori-tanが発熱し、ラボと家と、日本語学校、そして今週末からの学会ポスター準備/印刷と走り回っていたのですが、とうとう学会出発前日の夕方になって、いや〜な喉の痛みと軽い咳、そして微妙な微熱が出てきました。

それで、出発当日(10月16日)になって38度をこえる発熱。wobbly
楽しみにしていた学会をキャンセルすることになりました。down

幸いポスターは大学院生のsamが持って行ってくれることになり、発表はボスにお願いしました。
ポスターは直前になって、私の希望通り、最近のデータを入れることができたので、ボスと他の研究者との間で良いディスカッションが生まれることを期待しています。

今も39度近い熱で、ちょっとつらいので、今日はこのあたりで。

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2009年10月14日 (水)

板についた?Boss's Day

今日のラボミーティングは、年に一回の特別なものでした。

それは、今週の金曜日はNational Boss's Dayだからです。(一昨年去年もお祝いしました)
ミーティングのオーガナイザーであるので、昨日からラボのみんなにBoss's Dayのカードに寄せ書きをしてもらい、ケーキを買ってきました。
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最初は、みんな照れくさい感じでしたが、3回目にもなると、新入りの二人以外はみんな乗り気でした。

「では、今から僕たちは"Happy Boss's day”の歌を歌うので、ボスはケーキを切ってみんなにふるまって下さい。」

といって、みんなでハッピーボスズデイトゥーユー〜♪とか歌いました。
去年はみんないやがって歌わなかったのに、今日はいい感じの合唱でした。
ケーキもちゃんとボスに切りわけてもらいました。
ボスの日にボスをこき使うなんて・・・とお思いの方もおられるかもしれませんが、ボスの日だからこそ!というユーモアを交えてのリクエストです。

聖書にも、

”あなたがたのうちの一番偉大な者は、あなたがたに仕える人でなければなりません。(キリスト:新約聖書 マタイ23:11)”

という言葉がありますし、まあいいでしょう。

さて、今年のカードには、私はこんなことを書きました。

This is not just an another Hallmark holiday. この日は単なるカード会社のための祝日ではありません。 This is not just an another opportunity to have cakes together...or may be? この機会は単に集まってケーキを食べる口実を見つけるだけのものではありません。 ・・・もしかして、そうかも? This is the day for giving thanks to a wonderful boss like you この日は、あなたのような素晴らしいボスに感謝の気持ちを表す日、 and reminding ourselves how fortunate we are to work with you! そして、そんなあなたと一緒に働けるとは、なんて幸せ者なんだということを私たちが思い出すための日でもあります!

私にとって、上司というのは、単なる縁とか、偶然の巡り合わせで出会った人ではなく、神様が私のために立てて下さった人であると思っています。そういう意味で、このカード会社が作ったかもしれないBoss's dayは私にとっては、一番上のボスであり、私たちにいつも仕えるように面倒を見て下さっている神様に感謝を表す日でもあります。そういう意味では、私の為に働いてくれている妻nori-tanもボスのような存在といえるかもしれません。coldsweats01

まっ、いろんな意味で、
Happy Boss's Day!

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2009年10月 9日 (金)

ノーベル平和促進奨励賞?

オバマ大統領がノーベル平和賞を受賞したとのこと。
早すぎる・・・というのが率直な感想。

”なにもしていない人にあげてもいいのか?”
”理想とか理念を賞賛してもらえるのなら、誰でも貰えるのでは?”

というのが、私たちのラボでも全員一致の意見。

ブッシュ元大統領にたいする当てつけであるとか、平和主義の象徴として担ぎ上げるとか、平和賞をアメリカの軍事行動の抑止力につなげるためとか、いろいろ言われていますが、そのような理由であればなおさら、ノーベル平和賞は単なる政治的な目的に使うプロパガンダのようななものにしかなりえないと思います。
なかには、ムハマド・ユヌスさんとかワンガリ・マータイさんとか本当に値するような受賞者がいるだけに今回のノーベル平和賞は受賞した人というより、そのタイミングに残念さが残りました。

”これで、ノーベル平和賞がたいした賞ではないことが証明されたわ”
同じラボのチャイニーズポスドクのjuryの感想。
彼女が、ダライ・ラマ14世がこの賞を受賞したのを今も怒っていることを差し引いても、そう言わざるをえないと思いました。

受賞のきっかけとなった、オバマ大統領のプラハでの”核廃絶スピーチ”ですが、前のブログにも書いたように本当に行動に移す気があるのであれば、ヒロシマ・ナガサキで献花をし、アメリカ大統領として核使用の誤りを認めるところから出発してほしいです。

でないと、飲酒運転ひき逃げから逃げている警官が交通事故撲滅運動をしているようなものではないでしょうか。

オバマ大統領のヒロシマ・ナガサキ訪問。来月の訪日で叶えばいいですが。
(以下は、昨日たまたまサンノゼの紀伊国屋書店で見つけた本。メッセージが秀逸です。)

オバマ大統領がヒロシマに献花する日 (小学館101新書)Bookオバマ大統領がヒロシマに献花する日 (小学館101新書)

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2009年10月 7日 (水)

アボガドの食べ方が示す教訓

今日、同じラボのポスドクと、自分は食わず嫌いかどうかという話になり、二人とも、とりあえず試してみることが好きだということがわかりました。それは研究者としてはい良いことかもしれません。

それで、二人とも、
「始めてアボガドを食べた時は、まだ固いときに、しかも何もつけずに食べてまずかった」
という同じ失敗をしていたことが判明。

よく考えると、研究もそんなものかもしれません。
はじめての実験をしたり、はじめて見る現象を試したりする場合、予想に反した結果がでたときには、
1:予想が事実と違っていた
2:実験のやり方がまずかった

のどちらかです。

なので、アボガドの食べ方と同じように、実験もよくリサーチしてやり方を吟味して始めないといけないね、と当たり前のことを確認しました。アボガドの食べ方から、新しいことを始める時の教訓を得た午後のひとときでした。

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2009年9月23日 (水)

何がアレルゲン?

実験中に大きなクシャミを連発するポスドクjury。

cat「わたし。きっとこの研究室にアレルギーがあるんやわ。もう来んとこ。」
dog”なに言うてんねん。Youtube見てる時はクシャミしとらんやんか。”
cat「そしたら、実験アレルギーね。」

かといって、彼女は研究を生業としてやってきて、それ以外には興味がないようす。
実験をするのは避けられません。
この場合、減感作療法しかないです。smile

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2009年8月13日 (木)

金には糸目をつけて..。

昨日、東海岸の方から、ある会社の人に来てもらって新しく導入を検討している危機のデモンストレーションに来てもらいました。私の実験にもうまく使えそうだということが実際の実験で試してわかったのですが、それよりも何よりも、

私自身の実験で得られた仮説が、どうもこの機器を使えば証明できるということが判明したのでした。
その仮説というのは、サイエンスを直接寄与するというものではなくて、実験モデルに対する理解が従来のものとは違うということを示すことで、この分野の研究をする人間にとって重要であるというものなのですが。

それで、今日、ボスに話したのですが、これまで悩みながら出したデータにさらに悩まされていたのが解決できるどころか、結構重要なデータになるかもしれないということで、とても喜んでいました。

ボス”ぜひ手に入れたいわね!それにしても・・・

でも、ひとつ難点は、その機器の総額が$30,000以上することなのです。レンタルでも$3,000/月ということで、仲良しラボの人たちとの共同購入だったら・・・ということを考えています。

ボス”費用を分けるにしても、自分たちの実験室で管理したいわね。だから多めに負担すればいいわね。”

「そうですね。(3割くらいでも負担してもらえれば)」

ボス”そう。株主みたいに、51%ってところで。”

うちのボス、正直言って・・・いえいえ、よく言えば”節約家”なのです。smile

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2009年7月31日 (金)

ラボの習わし。

私たちのラボにはこんなtradition(習わし)があります。

それは、ボスがバケーションを取ったら、ボスぬきのメンバーでランチに行くというものです。
そしてその習わしを守るのが、伝統を重んじる日本人であるポスドクの私の役目。
そんな私には大体のみんなの好みを聞いたうえで、結局自分が元々決めていたところを予約する、という重要な任務が与えられています。

さて今まで行ったところは、
Palace BBQ Buffetで韓国焼き肉食べ放題。
Tofu Houseでビビンパ&豆腐チゲ。
となぜか韓国料理が続いたのですが、今回はLos Altosにある炭家(Sumika)を予約。
そういえば、こちらに来てから2年。はじめて日本語で電話予約を入れました。
通じるのか逆にちょっと緊張・・・。coldsweats01

ランチメニューなので、丼ものが中心でしたが、本物の日本の味に触れてラボのみんなも大満足でした。
いつもはサッと引き上げるのですが、今日はLos Altosはあまり来ないというjuryとnickのためにダウンタウンを少し散策しました。ラボに戻ると満腹のjury、「ちょっと寝る」と言って、うるさいラボの机に伏してしばらく動きませんでした。さすが、4000年の歴史をもつ中国出身というだけあって、その”ちょっと”というのは1時間ということだったようです。さすが。

つかのまのゆったりした金曜日でした。

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