ラボのようす

2009年11月 5日 (木)

予定発熱(Scheduled fever)?

新型インフルエンザワクチンのみならず、季節性インフルエンザのワクチンも不足している中で、スタンフォード大学では今年もポスドクは無料でワクチン接種ができるようです。こちら(アメリカ)のワクチンには完全に不活化されていない”ハズレ”があるのか、ワクチンのあとに具合の悪くなる人もいるようです。
私も1回目はセーフでしたが、2回目は3日間発熱して、しんどい思いをしました。

hide-tan  「来週のワクチン、受けるべきか受けざるべきか。去年は熱が出たんだよね。」
chie (実験助手)”受けても罹るかもしれないし、止めておいたら?”
hide-tan 「でもね、年末に一時帰国するから、このまえの学会みたいに旅行をキャンセルとかになったら嫌だから、来週受けて少しでも予防しておいた方がいいんじゃないかと思うんだ。」
chie ”なるほど”
hide-tan 「だから、来週ワクチンを受けて、熱を出すから、来週の実験動物のオーダーキャンセルしといてくれる?もう無理か。」
chie ”そうね(笑)。今からじゃ無理ねえ。”
hide-tan 「それと、ボスにも”来週早々にワクチンを打って3日間熱を出しますから、来週いっぱいはお休みします”って言っておかないと。」
chie "wwwww (大笑い)”
hide-tan ”それと、うちの奥さんにも”僕、来週、倒れてもいい?”って聞いておかないと、彼女もいろいろ忙しいし...。」
chie "wwwww(ますます大笑いのあげく)・・・なんか冗談を真面目な顔をして言うところが面白いわ。”

半分冗談、半分は真剣なんだけど。
まじで迷っているhide-tanです。

To have a scheduled fever or not to have a scheduled fever, that is a question.

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2009年10月22日 (木)

ボスが学会から帰って来た

ので、非常にエキサイティングして、病み上がりの私を捕まえていろいろ実験の指示を出すものと思っていたのですが、かなり体力的にしんどそうで、今日はあまりディスカッションという雰囲気でもなさそうでした。

私のポスターのところにも4時間の枠のうち1時間弱ほどしかいれなかったようで、同じ研究分野の人の訪問も少なかったようでした。ちょっとガッカリ。

同じく学会から帰ったポスドクも、
「疲れた。何が疲れたかって、会場広すぎ!この講演聞きたいと思って会場内を移動しはじめたら、その部屋に辿り着いたら終わっていた。」
「ポスター会場も広すぎて、ベンダーのブースでお土産をもらえなかった」
とか、ぶーぶー言っていました。

それよりも、このポスドク仲間は、出張先で前のボスとクレジットカードを取り違えてしまったらしいのです。しかも、お互い気がつかずにホテル代を支払い、帰りの空港でやっと気がついたそうです。
二人ともクレジットカードの裏面に署名をしていなかったのも原因のひとつでしょう。

お互いに信用出来る相手だったのが不幸中の幸い。
お互いのカードを廃棄して新しく作り直すことにしたようです。

でも、これで、クレジットカードって危ないことがわかりました。
裏面の署名はもちろんですが(といても、これも真似される恐れがないわけではないです。私は日本語で署名しているので、こちらでは真似されにくいと思いますが)、クレジットカードを使う時にIDを見せろと言われてうっとしく思っていた(のは、なぜかというと、住所とか生年月日とかが免許書には書かれているので。)ことも犯罪や間違いの防止の為には必要なのかもと思いました。

クレジットカードって、本当に安全なのは、
裏面に署名する/しない
IDカードも見せる/見せない
どうするのが一番良いのでしょうか?

ちなみにIDを見せることには義務はないそうですが裏面の署名は必要だそうです。(こちらを参照)

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2009年10月17日 (土)

学会をキャンセルです。

今週、実は次女ayumiと妻nori-tanが発熱し、ラボと家と、日本語学校、そして今週末からの学会ポスター準備/印刷と走り回っていたのですが、とうとう学会出発前日の夕方になって、いや〜な喉の痛みと軽い咳、そして微妙な微熱が出てきました。

それで、出発当日(10月16日)になって38度をこえる発熱。wobbly
楽しみにしていた学会をキャンセルすることになりました。down

幸いポスターは大学院生のsamが持って行ってくれることになり、発表はボスにお願いしました。
ポスターは直前になって、私の希望通り、最近のデータを入れることができたので、ボスと他の研究者との間で良いディスカッションが生まれることを期待しています。

今も39度近い熱で、ちょっとつらいので、今日はこのあたりで。

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2009年10月14日 (水)

板についた?Boss's Day

今日のラボミーティングは、年に一回の特別なものでした。

それは、今週の金曜日はNational Boss's Dayだからです。(一昨年去年もお祝いしました)
ミーティングのオーガナイザーであるので、昨日からラボのみんなにBoss's Dayのカードに寄せ書きをしてもらい、ケーキを買ってきました。
Img_0490

最初は、みんな照れくさい感じでしたが、3回目にもなると、新入りの二人以外はみんな乗り気でした。

「では、今から僕たちは"Happy Boss's day”の歌を歌うので、ボスはケーキを切ってみんなにふるまって下さい。」

といって、みんなでハッピーボスズデイトゥーユー〜♪とか歌いました。
去年はみんないやがって歌わなかったのに、今日はいい感じの合唱でした。
ケーキもちゃんとボスに切りわけてもらいました。
ボスの日にボスをこき使うなんて・・・とお思いの方もおられるかもしれませんが、ボスの日だからこそ!というユーモアを交えてのリクエストです。

聖書にも、

”あなたがたのうちの一番偉大な者は、あなたがたに仕える人でなければなりません。(キリスト:新約聖書 マタイ23:11)”

という言葉がありますし、まあいいでしょう。

さて、今年のカードには、私はこんなことを書きました。

This is not just an another Hallmark holiday. この日は単なるカード会社のための祝日ではありません。 This is not just an another opportunity to have cakes together...or may be? この機会は単に集まってケーキを食べる口実を見つけるだけのものではありません。 ・・・もしかして、そうかも? This is the day for giving thanks to a wonderful boss like you この日は、あなたのような素晴らしいボスに感謝の気持ちを表す日、 and reminding ourselves how fortunate we are to work with you! そして、そんなあなたと一緒に働けるとは、なんて幸せ者なんだということを私たちが思い出すための日でもあります!

私にとって、上司というのは、単なる縁とか、偶然の巡り合わせで出会った人ではなく、神様が私のために立てて下さった人であると思っています。そういう意味で、このカード会社が作ったかもしれないBoss's dayは私にとっては、一番上のボスであり、私たちにいつも仕えるように面倒を見て下さっている神様に感謝を表す日でもあります。そういう意味では、私の為に働いてくれている妻nori-tanもボスのような存在といえるかもしれません。coldsweats01

まっ、いろんな意味で、
Happy Boss's Day!

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2009年10月 9日 (金)

ノーベル平和促進奨励賞?

オバマ大統領がノーベル平和賞を受賞したとのこと。
早すぎる・・・というのが率直な感想。

”なにもしていない人にあげてもいいのか?”
”理想とか理念を賞賛してもらえるのなら、誰でも貰えるのでは?”

というのが、私たちのラボでも全員一致の意見。

ブッシュ元大統領にたいする当てつけであるとか、平和主義の象徴として担ぎ上げるとか、平和賞をアメリカの軍事行動の抑止力につなげるためとか、いろいろ言われていますが、そのような理由であればなおさら、ノーベル平和賞は単なる政治的な目的に使うプロパガンダのようななものにしかなりえないと思います。
なかには、ムハマド・ユヌスさんとかワンガリ・マータイさんとか本当に値するような受賞者がいるだけに今回のノーベル平和賞は受賞した人というより、そのタイミングに残念さが残りました。

”これで、ノーベル平和賞がたいした賞ではないことが証明されたわ”
同じラボのチャイニーズポスドクのjuryの感想。
彼女が、ダライ・ラマ14世がこの賞を受賞したのを今も怒っていることを差し引いても、そう言わざるをえないと思いました。

受賞のきっかけとなった、オバマ大統領のプラハでの”核廃絶スピーチ”ですが、前のブログにも書いたように本当に行動に移す気があるのであれば、ヒロシマ・ナガサキで献花をし、アメリカ大統領として核使用の誤りを認めるところから出発してほしいです。

でないと、飲酒運転ひき逃げから逃げている警官が交通事故撲滅運動をしているようなものではないでしょうか。

オバマ大統領のヒロシマ・ナガサキ訪問。来月の訪日で叶えばいいですが。
(以下は、昨日たまたまサンノゼの紀伊国屋書店で見つけた本。メッセージが秀逸です。)

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2009年10月 7日 (水)

アボガドの食べ方が示す教訓

今日、同じラボのポスドクと、自分は食わず嫌いかどうかという話になり、二人とも、とりあえず試してみることが好きだということがわかりました。それは研究者としてはい良いことかもしれません。

それで、二人とも、
「始めてアボガドを食べた時は、まだ固いときに、しかも何もつけずに食べてまずかった」
という同じ失敗をしていたことが判明。

よく考えると、研究もそんなものかもしれません。
はじめての実験をしたり、はじめて見る現象を試したりする場合、予想に反した結果がでたときには、
1:予想が事実と違っていた
2:実験のやり方がまずかった

のどちらかです。

なので、アボガドの食べ方と同じように、実験もよくリサーチしてやり方を吟味して始めないといけないね、と当たり前のことを確認しました。アボガドの食べ方から、新しいことを始める時の教訓を得た午後のひとときでした。

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2009年9月23日 (水)

何がアレルゲン?

実験中に大きなクシャミを連発するポスドクjury。

cat「わたし。きっとこの研究室にアレルギーがあるんやわ。もう来んとこ。」
dog”なに言うてんねん。Youtube見てる時はクシャミしとらんやんか。”
cat「そしたら、実験アレルギーね。」

かといって、彼女は研究を生業としてやってきて、それ以外には興味がないようす。
実験をするのは避けられません。
この場合、減感作療法しかないです。smile

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2009年8月13日 (木)

金には糸目をつけて..。

昨日、東海岸の方から、ある会社の人に来てもらって新しく導入を検討している危機のデモンストレーションに来てもらいました。私の実験にもうまく使えそうだということが実際の実験で試してわかったのですが、それよりも何よりも、

私自身の実験で得られた仮説が、どうもこの機器を使えば証明できるということが判明したのでした。
その仮説というのは、サイエンスを直接寄与するというものではなくて、実験モデルに対する理解が従来のものとは違うということを示すことで、この分野の研究をする人間にとって重要であるというものなのですが。

それで、今日、ボスに話したのですが、これまで悩みながら出したデータにさらに悩まされていたのが解決できるどころか、結構重要なデータになるかもしれないということで、とても喜んでいました。

ボス”ぜひ手に入れたいわね!それにしても・・・

でも、ひとつ難点は、その機器の総額が$30,000以上することなのです。レンタルでも$3,000/月ということで、仲良しラボの人たちとの共同購入だったら・・・ということを考えています。

ボス”費用を分けるにしても、自分たちの実験室で管理したいわね。だから多めに負担すればいいわね。”

「そうですね。(3割くらいでも負担してもらえれば)」

ボス”そう。株主みたいに、51%ってところで。”

うちのボス、正直言って・・・いえいえ、よく言えば”節約家”なのです。smile

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2009年7月31日 (金)

ラボの習わし。

私たちのラボにはこんなtradition(習わし)があります。

それは、ボスがバケーションを取ったら、ボスぬきのメンバーでランチに行くというものです。
そしてその習わしを守るのが、伝統を重んじる日本人であるポスドクの私の役目。
そんな私には大体のみんなの好みを聞いたうえで、結局自分が元々決めていたところを予約する、という重要な任務が与えられています。

さて今まで行ったところは、
Palace BBQ Buffetで韓国焼き肉食べ放題。
Tofu Houseでビビンパ&豆腐チゲ。
となぜか韓国料理が続いたのですが、今回はLos Altosにある炭家(Sumika)を予約。
そういえば、こちらに来てから2年。はじめて日本語で電話予約を入れました。
通じるのか逆にちょっと緊張・・・。coldsweats01

ランチメニューなので、丼ものが中心でしたが、本物の日本の味に触れてラボのみんなも大満足でした。
いつもはサッと引き上げるのですが、今日はLos Altosはあまり来ないというjuryとnickのためにダウンタウンを少し散策しました。ラボに戻ると満腹のjury、「ちょっと寝る」と言って、うるさいラボの机に伏してしばらく動きませんでした。さすが、4000年の歴史をもつ中国出身というだけあって、その”ちょっと”というのは1時間ということだったようです。さすが。

つかのまのゆったりした金曜日でした。

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2009年7月20日 (月)

Am I lucky? No, I am blessed!

Gラボのjackから朝にいきなりのメール。

「デジカメcamera当たったよ。おめでとう!」

私には当選の知らせがないのになんのこっちゃ?と思っていると、シカゴの学会で訪れたブースで応募したデジカメの当選者bellがウェブサイトに掲載されているとのメールがその会社から送られてきました。当選者のトップに私の名前が。なんと一等賞が当たったようなのです。

隣のポスドクjury(中国人)に言うと、しきりに

『hide-tan。いつもラッキーだね。宝くじ買ったらどう?』happy01

その『いつも』って何?
それは、フェローシップ申請の4勝2敗もラッキーっていうこと?

自分の実力だとは思っていない点では一致しているのですが、ラッキーではない。

私の身に起きて来ることはすべて神様の導きあるいはゆるしのもとに起きてきていると考えているので、なるべくラッキーという言葉は避けたいと最近思い始めています。
そういう言葉を使うと、すべてが「運」に導かれていると言っていることになり、私のためにそのようにしてくださった神様にとても失礼だからです。

" ありがとう。でもラッキーだとは思っていないよ。(神に)祝福されているだけ。”happy01

(後日談)
このデジカメはまさにその学会で友達にデジカメをなくされたjackに持って行きましたが、すでにその友達が弁償したようでした。ラボに置いておいて、実験用に使うことにしました。

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2009年6月18日 (木)

ブラックメール? (((゚Д゚)))

昨日、夜仕事を終えて、ラボからそろそろ帰ろうとしていたら、いきなりセキュリティの人が入って来ました。

「ちゃんとロックしてくださいね。」

”・・(いつもしてるけど)どういうこと?”

「不審な男が、建物内に侵入し、盗難事件があったとの連絡を受けて見回っています。部屋から出るときは必ず施錠するように注意して下さい。」

”・・・へ?本当?わかりました。ありがとう。”

まあ、そんなこともあるか、と思いつつ、ここはアメリカ。
その不審者が、この建物にいるかもしれないとのことで、セキュリティも見回っているわけだし、早く帰ろうと思っていると、近くのラボにいる研究助手からメール。

mailみんな、今、警察が入って来て、不審者がこの建物に入って盗難事件がおきたらしいです。 戸締まりに気をつけましょう。それじゃ!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そして、今朝。私たちのラボの研究助手のchie(中国人)。

chie: "Did you see that mail? A guy stole laptops or monitors!
J said that black mail came in yesterday.."

---昨日のメール見た?ノートパソコンやらモニターがなくなったらしいのよ。(メールを送った)Jと話したけど、どうもブラックメール(脅迫メール)が来たらしいのよ。

hide-tan:"What? What black mail?"
---何?どんなブラック(=脅迫)メール?

chie:"A tall black male. I don't know about the detail."
---背の高いブラックメール(=黒人男性)

hide-tan: "Oh, BLACK MALE! You mean african american guy, right?"
---あー黒人男性という意味ね。アフリカ系アメリカ人の男の人ってことだね。

そうなんです。maleとmailは同じ発音なので、chieが”black male(黒人男性)”と言ったのを”black mail"と勘違いしたのです。でも、黒人ということをいうのに、最近ではblackとは言わずにafriacn american(アフリカ系アメリカ人)と言うし、maleも研究でよくマウスの性別を表すのにmaleということもあったので、guyとかmanとか言う言葉のかわりにmaleとか言ったのだと思います。
ついでに私はメールの話をしていたので、怖い事件とあわせてmaleをmailだと思ってしまったのです。

ちょっとした英語のミスコミュニケーションでした。

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2009年6月10日 (水)

鳶が鷹を指導?

私の研究の手伝いをしているスタンフォード大学生(Undergraduate)のfern。

いくつかのhide-tanの厳しい?指導のもと、最近は心を入れ替えて、責任感をもって働いてくれるようになりました。(ついでに早口も少しはスローダウンcoldsweats01

彼女は、パキスタン系アメリカ人でイスラム教徒(Muslim)なので、実験の合間にはときどきお祈りの時間になるとカンファレンス室へ引っ込みます。そして、豚肉を食べません。

少し前にラボでランチを食べに行ったときにベジタリアンメニューを頼んでいたので、なにかの話のときに

「Muslimでも、ベジタリアンとそうでない人がいるの?」と聞くと、
”うん。いるわよ。たしかに信仰的に厳格な人の中には、ベジタリアンを貫く人はいるわ。私は違うけど。”
「へっ?でも、このまえはベジタリアンのメニューで注文してたやん」
”あー。あのときは、なろうとしたんだけど、ダメやった。”

これまで、ベジタリアンメニューというのが難しそうだったので避けていたのですが、そういうことならと今夜の夕食(焼き肉)にお誘いしました。豚肉と豚肉入りのソーセージはフライパンで調理して混ざらないようにして対応。

彼女はアメリカ生まれのアメリカ育ちですが、ご両親はパキスタンから移住してきたので、里帰りもしていてある程度はパキスタンのことも知っています。それで、いろいろなパキスタンの話や、アメリカに住むパキスタン人とインド人は(国どうしの政治的な諍いはあるにせよ)結構なかよしだとか、いろいろ話しました。日本から来ている母とも、母が描いた絵を見たりして

”日本に行きたい!お母さん、行く時は連絡するわよ。”

と言っていました。彼女は夏は実家のセントルイスに帰り、私が紹介した有名な研究者のもとで夏休みの間、指導をうけることになりました。そのあとはオーストラリアで海洋生物学の研修を受けに行くので、次に会うのは1月です。そんな行動力のある彼女なので、日本にもきっとやってくると思います。

はじめは、神経内科志望ということで、神経内科医でもある私のボスkasonのラボに入って来た彼女ですが、すっかりhide-tanに影響を受けたので、今は新生児科医になると同時に、赤ちゃんの脳を守る研究をしたいと言い始めています。

はじめは、正直「口だけ達者で、行動の伴わない典型的なアメリカ人」と思っていましたが、優秀な頭脳に加えて、勤勉であるfernを見ていて、将来が楽しみになってきました。


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2009年6月 9日 (火)

そして、今度はラボパーティ。

ヨセミテから帰ってすぐに今度は、ラボパーティ(しばらくラボを離れる学生のための壮行会)。

せっかくなのでボスへの紹介がてら母にも参加してもらいました。
インターナショナルでESLっぽいラボで雰囲気もよかったらしく、母もご機嫌でいろんなラボメンバーと喋っていました。(hide-tanは20年前に家族でアメリカに一年ちかく滞在の経験があるので、母も英語が話せます。delicious

ボスへは、自分の描いた絵の絵はがきを渡していたのですが、ボスからもラボメンバーからも、
「hide-tanのイラストの才能はここから来てたのね。」
と口々に言われました。

”いや。僕の才能は自分に備わっていたもので、僕から母に遺伝したんや。”

と新説を唱えました。乾杯で口にしたワインで赤くなっていたので、

「hide-tan、おかしくなった」

と言われましたが。smile

何はともあれ、みんなが楽しめたパーティでした。

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2009年5月20日 (水)

知力より体力を消耗したプレゼン。

今日は、ラボミーティングで論文紹介の番が当たっていました。

今回ピックアップしたのは、こちら

予定日の2ヶ月以上早くに生まれたの赤ちゃんは、肺が未熟なので、ステロイドという薬を使って、早産で子どもを出さなくてはならない母親に投与して成熟を促したりします。また、このステロイドは、未熟児の肺を助ける目的で長年、生まれたあとにも投与され続けてきました。そうすれば肺の機能が保たれると言われてきたからです。しかし、今から5年ほどまえに、このようなステロイドの投与を受けた赤ちゃんは、学童期には発達に遅れがあったり、運動障害があったりする子が多いということが明らかになったのです。

この論文は、なぜそんなことが起きるのか、ステロイドの種類によって有害事象の出方が異なるのはなぜかということを丁寧に解明したものでした。とくにブレイクスルーという論文ではないのだけど、臨床で起きているできごとをしっかり基礎医学で説明し、よりよい治療へ示唆を与える論文ということで、なぜか気に入ってしまい紹介しました。

ただ、ちょっと長めで、ちょっと難解。しかも、英語もいやに格調高い書き方をしてして、グラフの示し方もわかりにくくて大変でした。

ボスも「えらいChallengingなペーパーを選んだね」と珍しいコメントを出し、
他のメンバーからもいつも質問が出まくるのに、控えめな質問がポツポツでるだけ。
そこで、込み入った内容をひたすら一時間、喋り倒して『わかる?』とか確認しながらのプレゼンでした。

面白かったけど、ちょっとしんどかったなー。


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2009年5月15日 (金)

Keep Me Close?

実験室にある遠心機のふたが、時折開けっ放しになっているのに気がついた実験助手のchie(在米10年の中国人)。

『閉めておいてください』のラベルを作って貼っていたつもりなのですが、
”Please keep close" (隠れていて下さい)
私が、「これだったら何を閉めるかわからんやん」と言って、
”Please keep Me close"(私をそばにおいてheart01)と書き直しました。
それで、私がchieに
「書き直したよ。この遠心機が『私の蓋をちゃんと閉めておいて』って訴えかけているでしょ」( ´艸`)プププ

と誇らしげに話していると、アメリカ人のnickがやってきて、

「それだったら、私をそばにおいてheart01になっちゃうよ」と自分を抱きしめる仕草。(=´Д`=)ゞ

そして、ようやく

"Please keep me closed"

という正しい英語表記のラベルがなされたのでした。

Internationalなラボにとってネイティブスピーカーの存在は貴重です!Img_0197

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2009年3月18日 (水)

同僚が病気になったら

普通、日本で同僚が風邪などで熱を出して欠勤したら、

「きっと、疲れがたまっているのでしょう。お大事になさってください。」

という丁寧な挨拶が返って来ることが多いはず。
しかし、私のラボではそうはいきません。

月曜日、なんだかフラフラするなーと思いながら出勤、午後から娘の学校の用事に外出すると発熱し始め、そのまま早退。火曜日は発熱が続き欠勤。

水曜日、まだフラフラする中を朝8時半のラボミーティングに出席すると、

みんな"よくなった?”というの挨拶から始まって、
nick(院生)”そっちに座っていてくれると助かるね”と少し敬遠。
kason(ボス)”それにしてもよく熱をだすわね”(心配というよりあきれ顔)

coldsweats01「日本のバイキンに慣れている私の免疫システムはこちらアメリカの病原体には不向きなようです。」

jane (スウェーデン人ポスドク)"きっと、運動不足よ”
jury (中国人ポスドク)”そうよ、そうよ。”

・・・まだしんどいのに、なんで責められなあかんねん・・・。

と思っていると、日本人の友達からメールが。

mailきっと仕事の疲れがたまっているのだと思います。

そうそう、普通はこういうふうに言うはず!
他の日本人ポスドクには負けているかもしれないけど、あの11時に出勤して5時に帰り、去年は一年の4分の1に迫る勢いで休暇をとっていたあのスウェーデン人ポスドクの倍は働いているぞ!と思いはじめました。

後日談:その後、また軽く風邪を引いてくしゃみをしていると、また同じようなhide-tanバッシングが中国人&スウェーデン人ポスドク連合軍から起こりそうになったので、

「日本では病人に対しては、『きっと働き過ぎなのでしょう』という労いの言葉がかけられる。病人に『運動しろ』と叱りつけることは、あまりありません。」

と丁重に抗議したところ、バッシングは止みました。
よかったです。それでも引っ込めない場合には、

「janeは運動しているかもしれないけど、そのために”11時出勤&5時帰宅”の生活に変更するつもりはないです。」

という迎撃ミサイルを打つ予定だったので、なんとか戦争は避けられました。

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2009年3月 9日 (月)

Mr/Ms. "Busy"?

私のラボのある研究棟では、いくつかのラボがいろんな実験機材やスペースを共有しています。
それで、誰がいつそれを使いたいかということを事前に予定表(sign-up sheet)に書き込んでおくのですが、とくに動物実験室などはその場所まで遠いこともあって、行ったのはいいが、予定が埋まっていたなんてこともあります。

そこで、近所のラボのjulietが、スタンフォードのオンラインカレンダーを共有する形でオンラインの予定表を組んでくれました。

それで、早速私も動物の手術室を確保。

・・・しようとすると、動物の外科医hide-tanの手術日である木曜日がすでに全部埋まっているではありませんか!
他の曜日は空いているのに何故?
しかも、お昼前からお昼過ぎの中途半端な時間に3時間だけとかいう確保の仕方で、完全に私の予定をブロックしています。
それなら朝早くとか、夕方からとかにお互いにゆずりあって双方とも使えるようにしようと思ったのですが、予約者の名前がなんと、”Busy(使用中)"になっています!

「名前を書かずに、Busyとだけ書くなんて、どういうこっちゃ!連絡取られへんやん。」

と少し憤慨し、このカレンダーを使用している全員にメール。

mail毎週木曜日に手術の予定をいれているのですが、なんか、Busyと名乗る彼か彼女にすべて押さえられて困っています。 そのBusyさんに連絡を取りたいので、名乗り出ていただけますか?

それと、みんなjulietが言うように、ちゃんとフルネームでサインアップしてね。

その後、自分の入れた予定を他の人が見ると、なんと私も”Busy"さんになっていることに気がつきました。どうやらデフォルトでそのように表示されるようです。

同時に、私がリクエストした「Busyさん」からメールが。

mailhide-tan。サインアップしたのは私だけど、その日はその部屋を使うだけで手術台は使わないから一緒に使いましょう。

とのこと。隣りのラボの研究助手の女性だったので、事情を話し、謝りに行くと、Busyさんの話題で大笑いしているところでした。私も入って、笑いながら謝りながら、みんなで大笑い。

julietには、二度とBusyさんが登場しないように、設定を変えてもらいました。

さて、スタンフォードのみなさまでオンラインカレンダーにご興味がある方はこちらをご参照してください。

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2009年3月 6日 (金)

8th of March, 2009!

”あーそろそろ、一年でもっとも大事な日(妻nori-tanの誕生日)が近づいて来た!"とひとり言を言っていると、jane (スウェーデン人のポスドク)が、
「あーありがとう。」
”???・・・そうか、もしかして、 8th of Marchやん! 何も用意してないよ!"


今日ではないのですが、来る日曜日、3月8日は通称8th of Marchと呼ばれるInternational Women's Dayなのです。この日は中国やロシア(かつての共産圏)でよくお祝いされているそうです。

去年、ロシア人のrhodaから聞いていたのですが、すっかり忘れていました。

それでこんなメールを手作りの即席カードと一緒に女性陣に送りつけました。

mailFrom: hide-tan Subject: March 8th Date: March 6, 2009 3:36:21 PM PST

Dear the ladies in kason's Lab,

As a courtesy greetings from guys in this lab, we'd like to cerebrate International Women's Day of March 8th.
Please find the attachment in this e-mail.
Happy Women's Day and we appreciate all the warm atmosphere you are creating in this work place.

Sincerely,
hide-tan (For jin, nick, and hide-tan)

P.S. Because of the policy of Stanford University School of Medicine, we couldn't cerebrate this day as a official lab event.
Also, Stanford "Go Green" policy encourage us to make everything into electrical files instead of paper cards or any real thing.
So no real flowers or cards, but our appreciation is REAL!!

(書こうとしていたこと)
わがラボの男どもからの礼儀正しい挨拶のひとつとして、ここに3月8日のInternational Women's Dayのお祝いを述べさせていただきます。
添付のカードをご覧下さい。
Women's Dayおめでとう!いつも仕事場にあったかい雰囲気をかもし出してくれていることに感謝!

hide-tan (jin, nick, and hide-tanの3人を代表して)

追伸:スタンフォード大学のポリシーにより、公式なイベントとしてのお祝いはできません(=公費を使ったパーティはng)またスタンオードの環境保護ポリシーにより、紙のカードやら本物の花束の類いのものでなく、電子ファイルでのお祝いとさせていただきます。(注:もちろんジョーク)
ということで、本物のカードも花も無いけど、僕たちの感謝の気持ちは本物です!

Happy_womens_day_for_blog

さて、勤務時間内にも関わらず、こんなカードをセッセと作り、ちらっと
”勤務時間内にこんなことして、怒られないかな?まあ、怒られたらブログに書こう!”
と思いつつ、送信。

だれの反応が早いかと思いつつ待っていると、実験室にいるメンバーより先にボス(女性)からすぐさま返信が・・・。

mailFrom: kason Subject: Re: March 8th Date: March 6, 2009 3:39:16 PM PST To: hide-tan

Thanks you guys!!! (みんなありがとう!)
that is so nice! (とっても素敵!)

kason

その後、彼女はわざわざラボにも出向いて来て、お礼を言いに来ました。

そして、秘書さんからのメール。

mailFrom: jacklyn Subject: Re: March 8th Date: March 6, 2009 3:48:32 PM PST

Well, chivalry is alive and well. Very thoughtful and so green conscious, too. Can't ask for more, terrific. :-)
(あらあら、騎士道がこんなところにも息づいているのね。とっても思いやりがあって環境に優しいのね。これ以上は望めないわ!スバラシー!)

jacklyn

ラボの他の女性たちも、大笑いしながら喜んでいました。

Happy Women's Day!

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2009年2月26日 (木)

トイレットペーパーを送る母?

相手の心を動かす英文手紙とe‐mailの効果的な書き方―理系研究者のための好感をもたれる表現の解説と例文集
「英文手紙とe‐mailの効果的な書き方」というこの本に興味津々な中国人ポスドクのjury。いろんな文例集を見てさんざん感心したあとで一言。

gawk「”手紙”って何?」
(・_・)エッ....? ”Letter”でしょ。中国語では違うの?
gawk「中国語では、”信”って書くよ。」
(・_・) そう。たしかに”私信”とか書くもんね。面白いね。
gawk”手紙”って、でもトイレットペーパーのことなのよ。」
w(゚o゚)w ゲゲー!そうなの?
gawk「そう、だからダイソーに行ったときに、なんで奇麗な紙をトイレットペーパーだと言って、売ってるんだろうと、不思議だったのよ。」
gawk「あと、”娘”も中国語では”母”の意味なのよ。」
w(゚o゚)w そしたら、日本語で、”娘に手紙を送った”って書いてたら、どんな意味に取る?
gawk「文法も違うから、”母がトイレットペーパーを(どこかへ)送った”っていうことになるわね。」

海外、あるいは日本国内で、気楽に中国人と筆談をなさっている方、千数百年の時の壁はやはり大きいですよ。お気をつけて・・・。smile

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2009年2月25日 (水)

ミッキーマウスな代物?

先日、仲良しラボのdaveと古いアナログ計測機器からのシグナルをコンピュータにトランスファーして、モニターするにはどうしたら良いか?ということを業者を交えて話あいました。

この機器は20年前の代物で、良好に動くのですが、会社はもはやこの製品を作っておらず、専用のソフトウェアも存在しないので、他のソフトをもってきて、なんとかできないか?ということが課題です。
複数のラボでお金を出し合えば、最新の機器を、最新のソフトウェアを使って、うまくやれるのに・・・と思いながら、あーでもない、こーでもないとか言っていると、daveが、

「これはかなりミッキーマウスな感じの代物かもしれないけど、スタンフォードで成功しているT教授も昔は、いろんな古いものを集めて来て大工仕事で、機器を組み立て、それでデータを取って、業績をあげていったものだ。だからミッキーマウスだからという理由だけで、もう使わないというのはイヤなんだ。研究ではこうした工夫をしていくことも大事なんだよ。その考え自体がミッキーマウスなのかもしれないけどね。」

とか、やたらとミッキーマウスという言葉が出てきます。
たぶん、「古くさい」とかそんな意味かと思いながら、真面目な話をしているときに
”ミッキーマウスってなんですか?”と聞くのも憚られたので、英辞郎で検索。

Mickey Mouse 【名】 ミッキーマウス(のイラスト[アニメ・漫画・映画])、古臭いこと[もの]時代遅れのこと[もの] 単位の取りやすい科目[講座]、たやすい科目[講座]、楽勝科目、楽勝講座 素人仕事、急場しのぎのやっつけ仕事 ばか、あほ、間抜け、へま、どじ、失敗

ということで、予想どおり、下線のような意味で使われたのですが、ば◯、あ◯、◯ぬけ、などひどい形容詞にもなるんですね。世界中で人気者のミッキーマウスちゃん、エラい言われようですが、著作権でうるさいディズニーさんも、名前の使われ方までは口出しできないのでしょう・・・。

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2009年1月19日 (月)

バタバタ抄録提出&ゆっくり夕日鑑賞。

今日は、Martin Luther King Jr. Dayのため祝日です。大学は閉まっているのですが、なぜか研究助手以外のメンバーは、みんな出勤していました。

今日は、6月の学会の抄録を提出締め切りなので、ボスとやりとりをしていたドラフトの最終チェックをしてもらうべくメールを2回送っていましたが、返事無し。
まあ休みだからしかたないか・・・。午後3時の締め切りまでは時間があるので、英語だけアメリカ人学生のnickに見直してもらって・・・と思っていると、1時にボスが到着。

「あーそういえば、抄録を直さないといけないわね。ちょっと待っていて。」

待つこと1時間。
ボスが、ガイドラインを読んでいないこともあり、送られて来た抄録は、書式は無茶苦茶にされていました。nickに直された英語もさらに書き換えられています。呆然としてファイルを見ていると、後ろから、

「あと45分あるわ。もう一度やりなおして、私のところに持って来てね」

ボスの間違いを修正し、nick好みの英語をボス好みの英語に直し、オンラインでの抄録提出サイトがSafariをサポートしていないこともあり、フォントや改行に手間取り、締め切り15分前に完成。

そして、ボスの最終チェック。

2、3の修正をさらに加えて提出し終えたのは、3時2分。
間に合わなかった〜と思いきや、なんとか受け付けてもらえたようすでした。
よかった〜。

子どもたちは、学校が休みなので、そのあと、家族でHalf Moon Bayへとドライブに行きました。
太平洋に沈む夕日がとてもきれいでした。

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2008年12月12日 (金)

スリムに変身〜トイカメラ

先日、ラボの細胞培養液を新しく注文したのですが、商品が届くなり研究助手のchieが培養室に駆け込んできました。

「hide-tan、見てみて!ボトルが可愛くなっとる〜!」
(写真の奥が古いボトル、前が今回のニューボトル。)
Img_0009

確かに、かなりスリムになって、しかもボトル口が斜めになっていてピペットで液を吸い上げやすくなっています。(メーカーのウェブサイトはこちら)他のポスドクは、この方がコンタミ(培養液に雑菌が混入すること)を防げるかもと好評でした。

ただし、問題がひとつ。
デザイン変更を喜んでいたchieですが、彼女はこの空きボトルを花瓶代わりにして、ラボの前の廊下に草花を生けています。斜めだと、ちょっと生けにくいかも・・・。メーカーでは、フィードバックを募集していますが、花を生けにくいです、とは書けないですね。

ところで、上の写真ですが、先日購入したiPhone用のアプリのToyCameraで撮ってみると、いろんな写真が撮ることができます。
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こんな感じにもなります。どんなエフェクトが、掛かるのかがわからないので楽しめます。
もう少し種類が多い方がいいのですが。

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2008年11月19日 (水)

感謝祭前日をめぐっての攻防。

私はラボミーティングのオーガナイザー。
いつも、いろんな人の要望を聞き入れ(時には無視して)予定を組んでいます。

毎週水曜日のラボミーティングですが、来週はThanksgiving holidayの前日のためにお休みを企ている人もいるので、「こっそり」「なにげなく」お休みにしちゃいました。それで、今日のミーティングを終えて

kason (ボス)"それで、来週は誰がプレゼン?"
nick  " 来週はThanksgiving(の前日)です。”
kason”だからミーティングをやらないの!?”
nick "僕は来ようと思えばミーティングには来れます。”・・・この日を休みにしようと言い出した本人なのに・・・裏切った。
pam "私はいない。”・・・さすが。というか共同研究者なので、関係ない。
hide-tan "僕も午前のミーティングには来れます。次のデータはプレゼンはjaneです。”・・・自分を守りながらもちょっとプッシュ。jane、最近仕事してないけど大丈夫?
jane (彼女は2回連続のバケーションを終えたばかり)”全然データがないんだけど”
・・・って僕に泣きつかれても困るんだけど。
kason "やればいいじゃないの”
・・・ちょっと不機嫌なボスに、janeますます困った顔。
hide-tan "それで、ジャーナルクラブ(論文紹介)はkasonなんだけど。”
・・・janeとkason顔を見合わせて沈黙。
kason "(ため息まじりに)仕方ないわね。反対意見が無いのなら、来週はスキップしましょう。そのかわり、jane, big presentationを頼むわよ。”
・・・『kason、あなたもいろいろ理由をつけてジャーナルクラブを延期しないでね・・・』(hide-tanの心の声)

危機を脱したjane。みんなに早速、「それで、みんなThanksgivingはどこに行くの?hide-tanはディズニーランド?いいわね!」と嬉しそう。

働き者のjin。「janeは、仕事するんだよね。もちろん。」

クリスマスに今年4回目のバケーションを予定している彼女もさすがに、
”そうね。big presentationを期待しているって言われちゃったし。”
とカンネンしたようすでした。coldsweats01


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2008年10月22日 (水)

Postdoc Dayの提案

去年のブログでも紹介しましたが、今日はラボミーティングでBoss's Dayをお祝いしました。

hide-tan「合衆国には、どうもBoss's Dayというものがあるらしいので、今日は感謝の気持ちをみんなから表したいと思います。」(アレンジメントフラワーを贈呈)

boss「まあ、すてき。ありがとう!」

hide-tan「実は先週だったんですけどね。ちなみにカードは後から来ます。まだ書けていませんので。」

boss「あらあら。みんなまるで私みたい。いつも後手後手なのね。」

アメリカには他にもSecretary Dayなどもあるようですが、こんなふうにお互い感謝の気持ちを表すっていいことですよね。それならば、安い給料で頑張って働いているポスドクにも、Postdoc Dayを作ってください!と提案したいです。

その日は、

1:その日にやるべき実験をボスに頼んで休んでもよい。

2:高くて手を出せなかった試薬や機材を購入してもよい。

3:ボスのポケットマネーでポスドクだけで食事に出かけてもよい。

4:ボスに改めてほしい点をひとつだけ(!)お願いしてもよい。

のどれかひとつチョイスしてもよいようにすると、Productivityが向上するように思いますが、いかがでしょうか?smile

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2008年9月15日 (月)

「ボス渉」担当ポスドク

自分で自分のことを礼儀正しいと思っていて、礼儀正しい人を尊敬してしまう私ですが、ほどよく無礼を働くのも美徳とする私です。それはユーモアの一貫としてする場合もあるし、職を失うかもしれない覚悟で無礼千万なことを言ってしまうこともあります。

そんな私の性格を知っているのか、ラボのみんなからボスに頼みごとがあるときになぜか私のところにみんなが相談に来ます。
「こんなこと・・・頼んでも大丈夫やろか?」
”ええんちゃう。言ってみたら?”
「でも、機嫌損なわないやろか?」
”そんなん、ちゃんとした理由があるから言ったらええやん。”
「hide-tan、やっぱり頼んでくれへん?」

という会話が多いのです。

先日は、ラボミーティングの「ローテーションが早すぎるから、1回にプレゼンする人数を減らして欲しい」という内容でした。
それで、今日は、共同研究のpatriciaが結婚するので、プレゼントを買いたいけれどボスにちょっと多めにカンパをもらいたいという内容でした。
「そんなん、ボスに敬意を表して半分は持ってもらうべきや」
という私にみんなそろって反対。でも少し多く負担してほしい・・・って微妙な要望。

それで私が書いたメールが以下のとおり。

mailHi Kason,

We are wondering if it's good idea to cerebrate Patricia's wedding with gifts of gift card, flowers and a message card.
We are collecting some donation and found that If you could pay $15, that will make the gift nicer.
If that's OK with you, Chie is going to get some gifts and make the message card done by Wednesday lab meeting.

Thanks
hide-tan

Cocolog_oekaki_2008_09_16_00_27
(上の絵はMt. Shastaのつもり)

それで快諾の返事をもらったのですが、これを読んだChie (ラボのテクニシャン)、

「やっぱり、私、kason(ボス)に多く出してくれて有り難うって言って来るわ。」

せっかく間接的に少し多く負担してもらうようなことを臭わす文章をしたためた意味ないじゃん・・・。shock

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2008年8月19日 (火)

特権濫用!?

私のラボでの役目のひとつはラボミーティングのオーガナイザーです。プレゼンの予定を組み、カンファレンス室の予約を確認し、みんなにアナウンスするということだけのものですが、いろんな人の予定を聞き、不満を聞き流しながらの仕事なのでみんな嫌がります。

うまく機能しているかどうかは「?」ですが、ある程度自分の思い通りにでき、他の人のわがままにはボスをダシにして、ダメだしできるので問題なくやっています。

今週は私のデータプレゼンと新しい実験機器の説明の予定だったのですが、この説明に時間がかかることもあって他の二人のプレゼンが先延ばしになったことから、「予定を組み直すのがややこしいし、(僕もやりたくないしsmile)ラボミーティングなしにしよー」といってボスを説得した私にみんなから大賛成をいただきました。

休み明けでデータも無く困っていた私も内心ちょっとほっとしながら、"You are welcome!"と涼しげに応える私でした。

・・・とブログを書き終えて、「職権」濫用と書くべきところを「特権」と書いていることに気づきました。この役割、自分では特権と思っているのかなー。タイトルはそのままにしておきます。smile

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2008年8月18日 (月)

一時停止からの再開・・・。

Crater Lakeで遊びすぎたせいで、予定の8月14日に帰宅出来ず、結局1泊追加して、1日遅れの昼過ぎに帰って来ました。(それを見越してボスには『金曜日の午後に戻りますー』と言っていました。)

夕方ラボに行ってみると、大学生のfernはやっておけと言っておいた実験をひとつもしておらず、しかも(夕方から来ると行っておきながら)ラボにも来ない様子。培地を交換してくれてはいたので、細胞はなんとか死なずに済んでいましたが、over confluentで苦しそう・・・・。

「土曜日に実験するから置いといて」というfernのリクエストがあったので、1日置きましたが、昨日、日曜日の夕方に見に行くと、実験した形跡はなく、細胞が弱りかけていたので、整理し、継代しました。

それで、今日月曜日の朝、(私より)重役出勤のfernに(前回大きな雷を落とした時は2-3日へこんでいたので)小さめの雷を落としたところで、ようやく元の生活に戻った感じになりました。

結局、私のバケーションの間、細胞はそのまま、そして大学生のfernもそのままの状態でした。私の周りだけ時間が止まっていたようです。

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2008年7月30日 (水)

ボスの居ぬ間にコリアンランチ

私達のラボの恒例となっているのは、『ボスが休暇をとったらみんなでランチにでかける』ということです。今回はPalo Alto市内にあるTOFU HOUSEに行き、コリアンランチを食べました。
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今回のランチは隣りのラボの韓国系アメリカ人のtomがMedical schoolに入学する為にラボに来なくなるのでそのお祝いも兼ねての会でした。豆腐チゲが有名なレストランですが、私も含めてメンバーの半分は石焼ピビンバを注文しました。石焼ビピンバの味は普通、キムチは美味しい、もやしのナムルも美味しい、チャンジャはまあまあ、チヂミはしまりが無く、イマイチでした。
ああ、大阪市内や北摂に住んでいた頃は韓国料理が食べたくなると玉一に行ってたし、あそこは何を食べても美味しかったけど・・・と考えていると、tomも”このあたりはサンフランシスコも含めて韓国料理で美味しいところはないけど、なぜかLAにはいいお店が多い。”と言っていました。
「その国の料理はその土地で取れるものを美味しく食べるように作られる物だから同じ野菜でも場所が違えばその美味しさを再現できないのでは?日本料理も作れるけど、こっちの野菜を使えば全然違う味になるよ」と答えるとみんな納得。
「日本で食べる韓国料理は美味しいけどね。」と補足すると、”そうそう、実は今度韓国に行く時に楽しみにしているのが日本料理の料亭に行って懐石を食べることなんだ。それがめちゃくちゃ美味しくて・・・”とtom。

やはり同じ東アジアのルーツをもつだけあって、味覚が似ているのでしょうか?

ところで、東アジアとアメリカの違いについて別の発見ですが、日本や中国では自分の出身大学が有名大学の場合には、それを隠して「私は大学は東京だったので(実は東大)・・・」と言うのが奥ゆかしい感じがあるのですが、こちらでは逆みたいです。

たとえば、誰かが「僕はボストンで学生をしていたんだけど・・・」
と言うと、それを聞く人は(・・・ということはハーバードか?)と注意を向けてしまうので、逆に強調していることになるみたいです。さらに『ああ、ハーバード出身なんですね』と返さないといけなくなり、そこで「そうです。ハーバードです。」なんて返って来ると、(そしたらなぜサラリとハーバードって言わへんねん。強調したかったんか?)と思われてしまうらしいのです。

ところ変われば・・・ですね。有名大学出身で留学されている方はご用心を。

「ところで、tom。Medical Schoolはどこへ行くの?」
”スタンフォードだよ”
「あかんやん。日本人相手には、『パロアルト近辺の大学』って言わないと!」smile


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2008年7月25日 (金)

気変わりしやすいボスを相手にすると・・・

まじめなポスドクだと、かなり振り回されるのではないでしょうか?

私のボスは人間的にも尊敬出来る良い人で、サイエンティストとしてもデータに対して厳しいので勉強させてもらえているのですが、「気が変わりやすい」ので時々困ることがあります。

つい1ヶ月ほど前に、少し長めの内容の濃いミーティングをもって、大きなプロジェクトの方向性を決めたのですが、今日になって、「hide-tanの興味はそこにないやろ?フェローシップで書いたプロジェクトを優先させないといけないだろうし、それはしばらく寝かせておいて、nickに引き継いでもらうわ。」とか言い出しました。
渋る私をあんなに説得してプロジェクトリーダーにしたのに、えっ??という感じです。

この1ヶ月で私の力不足が(ようやく!)見えて来たのでしょうか?
いっぱいいっぱいのところに大学生に振り回されている私をあわれに思い、情けをかけたのでしょうか?
それとも本当にサイエンティフィックな理由から私でなくnickのテーマに関連させた方がよいと思ったのでしょうか?

真相はわかりませんが、とにかく、ボスの気が変わったことは確かです。
彼女は、もうひとつのテーマの論文の構成についても、
「急いで早く小さな論文にして、一本出そう!」と言われたので、最後の実験がうまく行っていないのでもう少しかかると報告すると、
「なんでそんなに急ぐの?これはもうちょっと練っていい論文にして出さないの?」に変わり、その追加実験の準備をしていると、
「その実験、本当にしたいの?かなり大変だし時間がないでしょう?もうこれにあのデータだけ足して論文にしたら?」

このまえは論文のAuthorshipでも二人に「君が筆頭著者だから頑張れ」とか言うし、
「フェローシップが当たったら給料を上げたる」とか言いながら、当たったあとに給料の交渉をすると、「もともとあなたには上乗せしてるし、他のポスドクとの兼ね合いがあるのでhide-tanだけ上げることはできない」と言われるし、やはり口頭での言葉を信じてはいけないのではないかとつくづく思わされます。

その場その場の思いつきでものを言っているのかもしれないし、気が変わりやすいのかもしれないし、状況に合わせて柔軟に考えをかえているのかもしれないのですが、自分の上司のことを「嘘つき」とは思いたくないのです。これからはこんなことがあったら、黙って首を傾げるのでなく”前はこう言っていたけど、なぜ気が変わったのか?”と毎回、ちゃんと尋ねるようにしたいと思います。

ところで、数年前に『上司は思いつきでものを言う』という本が売れたことがありますが、研究をするようになって、たまにそんなことを感じることがありました。(もしかしたら読んでるかもしれない○●先生、ごめんなさい!)
それで、『思いつきちゃうか?本気でこんなことしたいと思ってるのか?』と疑ったときには次のミーティングまでその案を寝かせておいて「それでこれはやったの?」と言われたら本気なので納得出来なくても取りかかる、言われなかったら上司の名誉のために?流しておくという手法をとっていました。(タネあかしをしてどないすんねん!smile

とは言っても、”思いつきでものをいう”のはなにもボスに限らず、院生でも、ポスドクでも、みんなそうだし、自分もそうかもしれません。思いつきからノーベル賞も生まれているし、思いつきが歴史を良い方向へ変えるようなこともあるので、”思いつき”自体は悪いものではなく、その思いつきが良いものが検討し、選択していくことが大切なのかもしれないですね。

これからも自分から出た”思いつきちゃん”も他人から預けられた”思いつきくん”も”思いつき差別”をすることなく割り振りをしていきたいと思います。

上司は思いつきでものを言う (集英社新書)Book上司は思いつきでものを言う (集英社新書)


著者:橋本 治

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2008年7月21日 (月)

留守番fernからの報告

(写真:地球温暖化を警告するポスター。なんだかアラスカっぽい。)
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私の留守中、大切な「細胞ちゃん」たちを預かってくれていたのは夏休みの1週間前から指導を始めたばかりのfernでした。アラスカクルーズ中も何度かメールや電話をして、トラブルシューティングをしていましたが、預けた「細胞ちゃん1号」を失ってしまっていました。

逆にそのために彼女の仕事は半減しましたので、言いつけた他の仕事にも手を出してくれているかもと思っていましたが、どうもその半分の仕事をすることと、細胞ちゃん1号を失ったことのショックだけでいっぱいいっぱいだったようです。必死すぎて?一所懸命すぎて?何度指導してもなかなか身につけてくれない彼女がとんでもないことをしなかったか聞いて回りましたが、その他は、ピペットを1台破壊してしまったことと私が用意しておいてあげたミディウムを”ナイ!ナイ!”と大騒ぎして走り回っていたこと以外は問題なかったようです。

まずはとくに問題なく?過せた1週間を褒め、データにできないデータを見て一緒に反省し、実験計画を立てなおしました。さー(私は)リフレッシュしたので頑張ろー!

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2008年7月10日 (木)

お互い様のコミュニケーション

先週末から、私の実験の下働きのために来た大学生を指導しています。

スタンフォードの学生なので、超エリートなはずなのですが、
「これを何倍希釈にして・・・」とか
「これとこれを足したらこの濃度になるやろ・・・」とか
「細胞が75,000個/mlあるから、100μlで50,000個が入るように希釈して・・・」とか
こういう会話が通じず、頭の中での算数をしてもらえません。

これはドイツから来ていた院生も同じでした。

『そんなふうに言わんと、何ccずつ入れたらいいか全部教えて』といわれ、
”お前、中学生か・・・!?”と思う気持ちを抑えて、笑顔で、考えなくて済むように指示してきました。

それに物の在処について、実験の手順や意味については全部5回ずつくらい説明させられています。
それで、自分が理解できなかったり、覚えられないと段々怒って来るのです。

とかいっている私は、早口の彼女が矢継ぎ早に質問してくる内容が聞き取れないので、
「えっ??」
と聞き返すので彼女は彼女で同じ質問を2、3回繰り返せねばならず、私は私でたった今説明した内容を再度聞いてきたり、わかってやっているはずの実験の目的を尋ねてきたりするので、
「なにを訊いてるの?(さっき、あるいは何回も説明したやん・・・coldsweats02)」と思ったりして、本当にその内容を聞いているのかを尋ね直すのでますますコミュニケーションがすすみません。

「次にここで、これを入れるやろ」と言い終わらないうちに、」
『なんで?』(考えろや〜!すぐわかるだろ〜。)
「この試薬を足して・・・」
『それどこ?』(って3回も見せたでしょ〜)

日本人なら、ここは自分で意味を考えたり、必死で思い出したりしてくれようとするのでしょうけど、

『何回同じ質問すんねん!』と思う私と、
『何回同じ質問させんねん!』と思っているであろうfern。

どっちもどっちなんでしょうね・・・。


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2008年6月25日 (水)

One after another

chrisが旅立った今日、サンフランシスコでアルツハイマー病の学会があり、ボスをはじめ多くのラボメンバーがそちらのほうに行ってしまいました。残ったのは、私の他に研究助手のchieと研究員のjinと私だけ。chieとjinは夫婦なので、中国語でふにゃふにゃ喋り、ちょっと時々、孤独感・・・。

chrisが旅立った今、私とよく似た仕事をしているのは、jinと私だけになり、少し寂しいような。
それでいて、やっと院生がいなくなった今、もう少しひとり気ままにいきたいような・・・。

でも来月から、スタンフォードでもオールAで来ているような優秀な学生が私につくことになりました。
夏休みは一息抜いて・・・と思っていましたが、どうも彼女は『夏休みはクラスがないので毎日来ます!!』とやる気満々みたいです。

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2008年6月24日 (火)

さよならchris!

一緒に仕事をしてきた院生のchrisがドイツに帰国することになりました。
こちらに来て数ヶ月は、午前11時前にやってきて、ランチに抜けて、コーヒータイムに抜けて、5時前に帰る生活をしていて、クリスマスには1ヶ月近く帰国したりしていて、週末の細胞の世話を頼まれたりした時には、

「いったい何しにきたねん!」

と言いそうになりましたが、さすがに最後の2-3ヶ月は気合いを入れて頑張っていました。
彼の中でも前半遊んで、後半頑張るというのがあったかもしれません。
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ついでにもう一人の院生nickの誕生日だったので(それでウチの妻がケーキを焼いてくれました)、ラボの一年の締めくくりと彼の誕生日、壮行会を兼ねてのパーティがありました。今回は初のボスの家です。Stanfordの敷地内にある、おそらくVIPしか住めないような地区にある素敵な邸宅で、ご長男がピアノを奏で、ショートヘアーコリーがプールサイドを駆け回る、優雅な雰囲気でした。
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ボスの手料理と、旦那さん(彼の方が研究者としては有名)のホスピタリティのもとで楽しいひとときでした。ウチの娘達は、ワンちゃんを触ったり、ピアノに聞き入ったり(長女は見入っていたようです)して、それなりに楽しかったようです。ついこの間の日曜日もパーティがあったし(妻のブログ参照)、最近パーティ続きですが、いろんなアメリカ人のいろんなお宅が拝見出来て、家族は上機嫌です。

さて、主役のchrisは、みんなからのお土産をもらい、「ありがとう。特に引っ越しの手伝いをしてくれたnick。」と言うだけの、あっさりしたスピーチをしました。まだ若いし、そのうちにすぐに遊びに来るよね。


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Fire Drill !?

今日、培養室で実験をしていたら、いきなり警報が響き渡りました。火災報知器が何かに反応したようです。30秒くらいしても鳴り止まないので、ゴム手袋を外してしぶしぶ内廊下に出ると、なんだか煙臭い感じがしました。ラボに行くと、誰もいず、外廊下からぞろぞろとみんな出て行きます。

「避難訓練(fire drill)かあ。知らなかったけど。」
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と思いながらしぶしぶ出て行くと、かなりの人が自分の持ち物やラップトップコンピュータを抱えて出てきています。どうやら本当に何かに反応したみたいです。財布等を置いてきたことを気にかけながら、仲間とようすを見ていると、10分程して消防車が到着。その後10分後くらいに再入館をゆるされました。
結局、外もちょっと煙たかったので、どこかの山火事の煙を吸い込み排出できていなかったためにサイレンがなったようです。ビルの空調設備の不十分さによるものでした。

それにしても意外な形で同じビルで働いている人達が表に集合しました。比較的小さめの研究棟と思っていましたが、2-300人はいるのではないでしょうか。毎日同じビルに居ても、なかなかこのように一同に会することはないので、なんだか新鮮でした。

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2008年6月20日 (金)

研究で同じプロジェクトをシェアすると、

効果的に仕事ができるのはもちろんですが、論文を書く時になると、誰が筆頭著者になるのかという葛藤が生じます。私がボスから「これはhide-tanが論文にすればいい」と言われていたテーマがこのプロジェクトを手伝ってくれていた他のラボメンバーの方が多くのデータに貢献したという結論になり、その人が筆頭著者になることになってしまいました。

これはデリケートな問題ですが、研究や研究留学を考えている人がブログを読んで下さっているかもしれないのでちょっと恥を偲んで書きます。

で、そのプロジェクトは私ともう一人のラボメンバーがパートを分け合ってしていたのですが、私がイニシアチブをとるパートは時間がかかる割に結果が出にくかったのでこのような結果になったわけです。とはいえ、その人のパートも、かなりの時間を私が割いたり、サンプル等も他の実験を犠牲にしてまでその人に提供したりしていました。

それは何より、自分が筆頭著者であるというボスの言葉を信じていた為でした。

ところが、何やら途中から、私のサンプルで行った実験結果を私に渡そうとしなくなったり、その人の行動が少し怪しくなりだしたのです。そしてある時にボスとの話の中で実験の多くを私がしていることを全く知らされていなかったことが判明。かなり政治的な動きを感じて嫌だったのですが、事実をボスに告げた上で、そのプロジェクトの為に必要な実験をその人とも協力しながら黙々と続けていました。一番肝となるデータは私が中心に行った実験から出しており、そしてこの論文をブラシュアップするデータも私に託されているのですが、結果的にFigure(論文に載せる図表)の数としてはその人が多く貢献したであろうとボスに判断されてしまったのです。

でも、どうやらボスも私とその人の両方に「これはあなたの論文になるから」と言っていたみたいなのです。それで、先日、ボスに『今後は自分が本当に筆頭著者であるプロジェクト、そしてフェローシップに書いたプロジェクトに焦点をしぼらせて欲しい。』と申し出たところ、その人と自分の両方が関わってきたもう一つのプロジェクトのうちで、大きい方のというかボスが最重要、最優先と思っているテーマでラボの研究のメインの柱になるようなプロジェクト(これも実はフェローシップと関係ないのですが)のリーダーにされました・・・。

海のものとも山のものともわからないものをつかまされて、ごまかされたのか、比較的小さなプロジェクトにこれ以上私に関わらせずにより重要なプロジェクトを任せたいと思ってくれている期待の現れなのかはわかりませんが、学術的に意義深い研究であることは確かなのでボスの真意を知る必要はなさそうです。

このテーマは数人が関わるようなビッグプロジェクトなので、同じようなconflictが生じる可能性もありますが、任せられたからには頑張るしかありません。光栄といえば光栄な役割なので、本来は喜ぶべきところですが、そのラボメンバーはともかく、信頼していたボスに対する不信感が生じてしまったことが正直、ちょっとだけ痛く、なんとか回復させたいところです。

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2008年5月23日 (金)

さよなら...でない?rhoda

私たちのラボでもっとも声も態度も大きい、それでもって存在感も大きい研究助手のrhodaが、諸事情(詳細は省略)でラボを去ることになりました。

それで、先日、送別会として近所のお寿司屋さん(この会場と日にちを設定するのに紆余曲折がありましたが省略)でしたのですが、契約が切れた今もほぼ毎日ラボに来て、なんやら引き継ぎをしてくれています。ボランティア状態ですが、彼女の責任感の強さに感心しています。

研究員というわけではないのですが、ただ言われたことをこなすだけではなく、ボスから言われたプロジェクトをこなし、実験のアドバイスをし、論文のプレゼンも難なくこなす優秀な研究助手でした。今後も研究などアカデミックな仕事をしたいそうなので、ラボを本当に去ってしまってもどこかで会えると思います。Good Luck! (ラボメンバーのイラスト:by hide-tan)Good_luck_rhoda

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2008年5月 8日 (木)

小児科医研究者の強み?

臨床医が研究をするときは、臨床の現場で役立つ研究をしたいということから基礎研究を行うときも疾患モデル動物を用いた実験をすることが多いです。私が雇われた理由のひとつも動物実験の経験が多いということもあるのですが、こちらに来てから苦労することが多く、基本に立ち返って日本ではここまで気を使っていなかったような細かな点まで注意深く実験をしています。

そのひとつが、動物を経時的に観察するということです。それで、病気のモデルにした動物の症状を5-10分ごとに1時間半ほど詳しく記録していくと、薬物で治療した動物としていない動物である症状の出方が違うことがわかったのです。これはまったく予想していなかったことだったので、昨日のラボミーティングでこの症状のスコアを紹介して観察したことを話すとはじめはみんなに笑われたのですが、自分でも半信半疑のデータを見せるとみんなの顔色が一斉に変わり、「これは面白い!」と反応されました。ボスにも「これはhide-tanがパイオニアになる研究領域につながるかもよ」と多いにのって来ました。

動物の症状をじーっと観察して評価して、スコアをつけるということは、赤ちゃんの元気さを評価するAPGARスコアや救急外来で意識障害を評価するGCSというスコアなど臨床医には強い(というか抵抗無く行える)ものなのではないでしょうか?とくにもの言わぬ赤ちゃんや乳幼児に診断を下さないといけない小児科医にはそういったことが得意なのかもしれません。

よく偉い研究者の話で注意深い観察から大発見につながったような話を聞きますが、今回見いだしたことが嘘でも本当でも何か大切なことを実体験したような気がしました。

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2008年5月 4日 (日)

N=2の真実?

昨日(土曜日)の夜に引き続き、今夜(日曜日)も動物手術に行くと昨日と同じくGラボのトルコ人のポスドクが実験をしていました。
横に並んで、雑談を交わしながら手術をしていたら、こんな会話になりました。

alan (仮名)”hide-tan、奥さんって料理上手?”
hide-tan"上手やで。日本料理好きだったら食べにくる?”
alan"いやいや、そうな意味じゃなくて、同じラボの日本人naruもいつも美味しそうなお弁当を持って来てるから。hide-tanも毎日弁当?”
hide-tan"まあね。結婚してる人は日本でも弁当持ちが多いよ。”
alan"日本人の奥さんってみんなそんなよくできた奥さんたちばかりなのか!?”

‥‥ここで、「まさにそう!君も日本人の奥さん探したら?」とアドバイスするべきだったのかもしれませんが、「いやいや。そうとも限らないけど、僕とnaruの奥さんがたまたまいい奥さんなんや。」と返してしまいました。coldsweats01

でも、科学的エビデンスは低いですが、少なくとも標本数(N)が2の「研究」においては、”日本人の奥さんは料理が上手で世話好き”ということになりますので、日本人の奥さん方の名誉のためにも?やはり今度彼にあったら「日本人女性は、料理も上手やし、よく働く」と訂正しておきたいと思います。
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2008年4月28日 (月)

週末のメール

平日は入らないボスからの仕事のメールがなぜか週末にバシバシ入っていたのですが、次のグラント(研究助成)までは時間があるんやから週末はボスも家族で楽しんでいてよーと思いつつ、ついついまじめに返事を返したりしていました。

kason"どう最近データ出てる。とくに免疫染色とか?"
hide-tan”こっちはあんな感じであっちはこんな感じです。ちょっといろいろ問題があって、これはデータが出せていませんけど、薬物の効果はいい感じで結果は出ています。”
kason”それは、いいね。グラントに使いたいので早く結論がほしいけど、いつごろ終わる?”
hide-tan”来週末にひととおり終わります。運がよければですよ。データは月曜日は忙しいので火曜日にお見せしますね。”
kason"時間を見つけて月曜日に見せてちょうだい”

...って、Santa Cruzから戻るとこんなメールが。
火曜日でええやん!明日は本当に忙しいんやから...と思いながら、葛藤の末、昨日(日曜日)の夜ではなく今朝の早朝にラボに出向き、せっせとデータを取り込んだりしました。

結局、昼頃の約束の時間になって、ボスの飼い犬の調子が悪くなり、ミーティングは火曜日に延ばされました。ちょっと拍子抜けしましたが、週のはじめから気合いの入ったスタートが切れました。

ようし。これから週末はラボに行かないようにしよう!
...という決意は実験動物の繁殖状態からもろくも崩れ去りました。

ちなみに一緒に仕事をしている大学院生のchrisは週末のメールはチェックしていないようです。月曜日のお昼前にラボにやってきて「今、メールを見たんだけど...」と会話が始まったりします。

日本人の私には見習えない技です。

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2008年4月24日 (木)

それで今朝はフリー朝食

昨日のフリーランチに引き続き、今日はポスドク(博士研究員)むけのセミナーシリーズが終わったということでフリーの朝食が振る舞われていました。朝、ラボについてすでに来ていたchrisとjinに声をかけて一緒に戸外で朝食を摂りました。

朝9時でもすでにカリフォルニアの太陽はまぶしく、かといって気温はさほどでもなく、ちょうどいい感じで男3人の朝食を楽しみました。

実験が忙しくない日には、ラボから外に出てランチをするのが好きな私ですが、戸外の朝食もなかなかいいかも。

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2008年4月22日 (火)

Earth Day 2008

今日は、Earth Dayらしいです。
私のiCalにはUS Holidaysが表示されるように設定しているので、それで知りました。

小学校では、車での送り向かいをやめて親子で歩いていこう!というイベントを予定していますが、私のラボのメンバーはそんなことは知りません。

hide-tan"今日はEarth Dayらしいで。”
jane"何それ?”
hide-tan"よく知らんけど、地球環境のことを考える日らしいで。”
jury"それで、何をしたらいいのよ?”
hide-tan"とりあえず、ちょっと息を止めよか。CO2減らせるでしょ。”
jury"OKhappy01"

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2008年4月18日 (金)

ラボでいじめ勃発!?

パソコンのシェアが圧倒的にアップルがしめているスタンフォード大学。マックのノートパソコンを持っていないためにPC(VAIO)を使い続けている院生のchrisはジャーナルクラブ(論文を紹介してみんなでディスカッションする会)の際にはPCでプレゼンをします。

今日、彼のPCではスライドショーがなぜか進まず、せっかく作ったアニメーションが動かずにかなり悔しがっていました。despairみんなが苦笑する中、とうとうボスのkasonが「や〜い!PーCー!」と言ったのを合図に、「そうそうPC使うからや!」という感じでPCユーザーいじめが始まりました。個人のパソコンとしてPCをこっそり使い続けているポスドクが二人いるのですが、助けに入ることもなく、かくれPCユーザーとしていじめる側に回っていました。

私?これは日本ではなかなか無い光景だなー。逆の立場は考えられるけど。と思いつつ、ふっふっふっ‥‥smileと不気味に笑っていました。(暗ー)shock

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2008年4月 9日 (水)

運動会なラボ

今日はホームページ用のラボの集合写真を撮りました。

1枚目はまじめバージョン、2枚目はおちゃらけバージョンとして出身国の旗をみんなに持ってもらいました。これを気に入ったラボマネージャーのchieが、この旗をフロントドアに貼って各国の言葉で
『ようこそkasonラボへ!』って書こうと言い出し、イラスト担当ポスドクの私が似顔絵を書くことになりました。(写真)

できあがりはなかなかいいのですが、ちょっと派手かも?

インターナショナルなラボをアピールできる!とか言ってみんな大満足ですが、なんだか”運動会なラボ”みたくなってしまいました。smile
8911

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2008年4月 3日 (木)

イラスト担当ポスドク?

ブログのプロフィール欄に描いている自画像、ときどきお褒めいただくのですが、昔から似顔絵を描くのが好きで、授業中もよく先生の顔を描いたりしていました。最近でもセミナーや学会で思わず演者の似顔絵も描いてしまうこともあります。

実験室のフードベンチの前に自分の似顔絵を描いて、使用予定を書き込んでいると、何人かのラボメンバーが(僕(私)の絵も描いて〜)と言われて、ちょっと賑やかな予定表になってしまいました。

私はMacのトラブルシューティングとミーティングのマネージメントが担当なのですが、イラストも担当になるかもしれません。smile

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2008年4月 1日 (火)

エイプリルフールのお知らせ

今日はApril Fool's Day。去年はこの日にインタビューのためにアメリカ入りし、同時に2つ目の論文がアクセプトされた日でした。このお知らせをメールでもらったとき、「これはエイプリルフールじゃないよね...」とつぶやいたのを覚えています。

そして、去年の明日がみんなの前でプレゼンをした日ですが、その私が今、このラボでラボミーティングを仕切っています。そんでもって、こんなメールを今日流しました。

pcFrom: hide-tan To: ラボメンバー Subject: Journal club/Lab meeting (April 2nd)

Hi Everyone,
やあ、みんな。(日本でいう”おつかれさまです”)

I have announcements for the meeting tomorrow.
明日のラボミーティングについてお知らせです。

1: Since we have relatively short lab meeting tomorrow, I have scheduled meeting with Ken who take charge of dissection room and we will talk about the rules for this room.
This meeting is planed at 10:15 am, so those of who might be using this room, please remain in the conference room after the meeting.

1:明日のミーティングは早めに終わりそうなので、動物処置室の件について、この部屋を管理しているケンとミーティングをもつことにしました。この部屋を使う人はミーティングのあとカンファレンス室に残っておいて下さい。

2: jury, the presenter, is going to take sick leave tomorrow.
2:明日のプレゼンにあたっているジュリーは病気で休む気でいます。

3: Guess which one of these two above reflects what date it is today.
3:今日がなんの日でしょう?うえの2つのうち一方はそれと関係がありますよ。

Thanks
それでは。

hide-tan

流したあと、ラボメンバーが順番にくすくすと笑い出し、当のjuryもケラケラ笑ったあと半時間くらいして、「そんなこと流したら、明日この手は使えないじゃん!」と文句を言い始めました。

実は、明日はプレゼンが嫌やから病気で休む〜gawkとウルサいので流してやったのですが、

”大丈夫。あんた、サイエンティストなんだから、他の理由をサーチしたらいいねん。いつも自分言ってるやん。『研究は”リ•サーチ(re-search)”』って。ウチのヘリが飛ばなくて来れませんでした〜とか言ったら?”

あきらめた彼女はジャーナルのプレゼンに当たっているnickに、「nick。その論文、1時間かけてゆっくり紹介してね!」とリクエストしたあと、スライドを作成し始めました。

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2008年3月31日 (月)

国際的なラボでのタブー

今、連日報道されているチベットの問題。

「ダライ・ラマって4月にアメリカに来るらしいね。(警備とか大変だろうね)」

とラボで何気なく言うと、私の隣の中国人のポスドクが妙に反応してきて、
”私、彼のこと嫌い。ひとつの国を分けようとしたりして!私は平和が好きなのに!”annoy
と怒ってしまいました。

「ごめん、ダライ・ラマのことはあまり知らんから・・・(と言いつつ、彼らがどうして独立を叫んでいるのか、それに対して中国政府の対応はどうかという情報は彼女よりは知っているかも)」

と言いつつ、そうだ彼女は中国人だった・・・アメリカ生活が長いので、アメリカ人っぽい考え方なのかと思っていたら、違ったのね....。

今後は国際政治の話はbansign01ですね。

(写真:大阪の桜ノ宮公園。写真は私が研修医時代にお世話になったお店のマスターからメールでいただきました。桜の季節は日本人であることを嬉しく思う時季ですよね。)
080401_14120003_1

そういえば、アメリカも独立を果たした国。
アメリカがちょっぴり?ダライ・ラマよりだったり、イスラエルを支援したり、台湾に理解を示したりするのはアメリカ自体が独立のために闘ったという歴史背景があるのでしょうか?

また、アメリカではヒーローのジョージ・ワシントン初代大統領も、大英帝国からすれば、中国におけるダライ・ラマのような存在だったのかもしれません。ところと時代が変われば人物の評価も違ってくるものだと思いました。

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2008年3月25日 (火)

ラボも春休み?

ラボは今、春休みモードです。
大学院生は先週イースター休暇のようなものを取り、今週は明日からラボメンバー2名と、ボスが休暇でいなくなります。
「hide-tanも子ども休みなんだから休まないと!」
とけしかけられましたが、もうすでに予定が入っているので無理です。

そんなら残りのメンバーでハイキングに行こうということになりました。

その日に昼過ぎに実験を終えるのは至難の業のような・・・。

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2008年3月11日 (火)

叱られ、謝られ、褒められる

今日、ボスのkasonから呼び出しがありました。

実験の進行状況を様々なトラブルの状況とあわせて報告。
いくつかの提案をもらい、それはそれでよかったのですが、
話は、フェローシップ申請に。

来週締め切りの準備について話あっていると、私が書こうとしていたことと、ボスが書いて欲しいと思っていたテーマが違うことが判明。っていうか、2週間程前に、確認したはずなのですが・・・。

”なんで、準備がこんなに遅れてるの!?”angry

週末遊びすぎて、風邪をひきました・・・とも言えず、「こっちのテーマで書くと思っていたので、この解析でプレリミナリーなデータが出てからと思っていたので・・・」
と二つ目の理由を言うと、(三つ目の理由は、受賞者がほぼすべて臨床研究で、レビューする人も全員臨床医なので、前回、基礎研究のプロポーザルを出した時に、あきらかに『わかっていない』あるいは『勘違いされている』レビューが返って来たから・・・というのも正直ありました。)

”あーそうか、そうか。それは悪かったわ。”coldsweats01とゆるしてもらいました。

それで、書く時は、この申請のこの部分に変更を加えて、これを足して・・・という打ち合わせを終えたあとで、
「でも、1月に苦労して仕上げたあっちのフェローシップに書いた分は参考にしないんですか?」
と聞くと、
”あ〜あれ!そうそう!あれ、かなり苦労していいのを書いたじゃないの。hide-tan,いいこと言う!”happy01

と、自分の準備不足なのに、なんとなく最後は、ボスが謝り、私が褒められる形でミーティングが終わってしまいました。良心が痛みながらも、ちょっと反省・・・。
(写真:Mt.Hamilton,CA)
Dscf0517

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2008年3月 5日 (水)

えらいこっちゃ!

今日、ラボミーティングに箕面名物の”もみじ天ぷら”を持って行きました。maple
国際的なラボ(6カ国)なので、ラボの中で国々の珍味が出回るので、なんでもトライしたい人たちばかり。

今回ももみじの天ぷらであることを説明しても、誰も嫌がらず、みんなパリパリと食べ始めました。

感想はさほどなく、「うーん。葉っぱの味はせんな。」
でも、ミーティングが終わると一袋がすっかり無くなってしまいました。

そのあと、イースターの話題。
jury "イースターにhide-tanの教会に行くわ。"happy01
jane "イースターねえ。スウェーデンではみんなお祝いして、休みになるけど、こっちはならないの?”gawk
jury"イースターの前の1ヶ月って、自分の好きな何かをやめて過ごすらしいよ。チョコレートを食べないとか。”happy01
hide-tan"そうなん!?えらいこっちゃ!そしたら、僕、実験やめなあかんし、ボスともミーティング出来ないよ!”

happy02smilebleah

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2008年2月29日 (金)

真夜中の研究棟の怪

今日、夜遅くに研究室に細胞をピックアップしに行った時の話。night

裏の勝手口からは階段の部屋になっているのですが、そこに入ろうとキーカードをかざした途端、

ガラガラドッシャーン〜!

という物音が。
事件か?事故か?とおそるおそる開けると、階段の上に黒い服を着た女性が。
そして、下には、黒いバックが。

"Are you OK? I heard a noise..."

と声をかけると、その女性は笑いながら鞄を拾って出て行きました。

細胞も無事に処理を終えて、帰ろうとすると今度は、

ドシドシドシドシ・・・

と研究棟に大きな音と振動が・・・・

私と同じ方向に走っている足音のような感じですが、自分の目の前の階段を駆け下りる音も、形跡もなし・・・。なんだったのでしょう?

また今度、同じ時間に同じ出来事が起きたら、報告します。
階段だけに怪談ばなしになるのかも・・・さむうっ。shock

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2008年2月27日 (水)

お前には見せたらん。

先週の苦労した動物実験の結果が、うまい具合にポジティブデータになりそうな気配です。
実験を手伝ってくれている院生chrisが、

「昨日hide-tanが解析していた、あれ、どうやった?」
と聞いて来ました。
『あーあれか。データはあるけれど見せられへん。」
「&%#!;>?」目を白黒させるchris。coldsweats02
『だって、ブラインドで評価したいやろ。』
「あ、そうか。そしたら早く番号つけて僕に回して!」

治療群と非治療群にわけて、効果を見る実験なので、こんな意地悪も”されてうれしい意地悪”になるわけです。smile

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2008年2月19日 (火)

盗んでもいい?

ラボで実験をしていると、お互いに物の貸し借りが多いですが、
"Can I use....?"
"Can I have....?"
"Can I borrow.....?"の他に、
"Can I steal your ......?"
という言い方をよく使います。これは、試薬やチップのように返せないものの時も、ピペットマンやハサミなどの返すようなものにも使います。

今日も培養室で細胞数を数えようと思ったら、
"I have stolen your cell counter.
If you need it, let me know.
I am in microscope room. Thanks!"
smile
と怪盗ルパンのようなメモが置いてありました。

私のラボだけのふざけた表現かと思っていたら、他のラボの人も使っているようでした。
「勝手に借りる」という意味合いなんでしょうか?
ちょっと面白い表現ですね。(写真:ハイキングの時に友達になったトカゲくん)7075

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2008年2月15日 (金)

やっぱり一人でええ‥。

今朝、ラボで仕事のメールを打っていると、chieが出し抜けに、"hide-tan, もしやで。もし、何人でも奥さん持てるとしたら何人がええ?”と問いかけて来ました。

「ひとり!」

というのは、格好よすぎる気がしたので、考えなくてもいいのに考えるフリをして、「誰と結婚しているのかにもよるかもしれないけど。僕は一人でいいかな。」

ふんふん、うなずきながら彼女は去って行きましたが、なんでそんなことを聞いたんだろう?と思っていると、夕方になって、ネットサーフィンをしているjuryが、パソコンに映るチャイナ服を着た美人を見せながら、

「この人、不動産で財を築いたんだって!美人でしかも独身!セカンドチャンスがあったらどう?」

と聞いて来ました。私はそれには直接答えずに、

「昔、ウィンストン•チャーチルという英国の首相が記者からインタビューで”自分自身以外に誰かになれるとしたら、誰になりたいか?”と聞かれて何と言ったとと思う? ”チャーチル夫人の2番目の夫になりたい”と言ったらしいで。」

というと、このポスドクのjuryはうっとりして、
「なんて素敵〜!‥‥わかった。もうそんな野暮なことは訊かないようにするわ。」
世界を牛耳った人の名言は、21世紀を生きる女性の心をも捕らえるんですね‥‥。

話は戻って、それなら妻のnori-tanが家と職場に二人欲しいか?と考えると‥‥
「やっぱり、(別の意味で)一人でええ。」と思ってしまった私でした。

おまけ名言:

「成功とは、意欲を失わずに失敗に次ぐ失敗を繰り返すことである。」(ウィンストン•チャーチル)
"Success consists of going from failure to failure without loss of enthusiasm."(Sir Winston Leonard Spencer-Churchill)

 

His Finest Hour: The Speeches of Winston ChurchillMusicHis Finest Hour: The Speeches of Winston Churchill

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2008年2月14日 (木)

ところ変わっても・・・

今日はバレンタイン。ご存知のとおり、こちらでは女性から男性に贈り物にするというのではなく、双方向(男性から女性への方が多い?)のようなので、私も義理チョコではないですが、昨日子ども達が焼いてくれたクッキーを持って行きました。

Safewayというスーパーマーケットの既製の粉とは知らず、「子ども達の手作りやで」と自慢げに渡してしまい、みんなも「美味しい!」と好評でした。インターナショナルなラボなので、

"So these are internationally approved!"

と喜んだのですが、結局はアメリカンテイストだったわけですね。

ロシア人のrhodaは「日本人って女性から男性なんじゃないの?なぜ持って来たの?」と言われたのですが、よく考えると私は日本に居るときから、自分のチョコレートを自分で買って、妻や子どもに食べさせていたので、バレンタインは私から家族へ贈り物をする日というのは同じでした。今年は贈り物の準備ができていない私。こわごわ帰宅しましたが、手ぶらで帰宅しても今年はお咎めなしでした。ほっ・・・。

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2008年2月13日 (水)

今日のカロリー出納

今朝のラボミーティングは、私の少ないデータを詳しく検証され、rhodaのややこしい文献をボスが熱く語り出し、それなりに充実したものでした。ミーティングではスナックが出るのですが、それでも11:30にはお腹が空いて、私達のラボ3名と、近くのラボの院生など4名で外ランチをしました。

「データが無い言い訳をするのにかなり脳のエネルギーを消費したからね!」

(もうこちらは4月上旬並みのポカポカ陽気です:写真はスタンフォードショッピングセンター内に咲くポピー。2/9にiPhoneで撮影。)
6779

午後は動物実験と細胞培養の実験を掛け持ち。動物実験の部屋と培養室を階段を上がったり下りたりして、行き来して、5時前に終了。

「あー今度は動き回ってお腹すいた!」と、スコーンを頬張ってしまいました。

今日は6時に帰宅。夕食後に子ども達が焼いてくれたクッキー(明日のバレンタイン用にラボのみんなのために・・・)を試食。う〜ん。絶品♡

夜は家族そろって教会へ。今日は水曜日夜の教会の子ども達のアクティビティは親も参加する日だったので、妻のnori-tanにも来てもらいました。私は薄情ながらも、いつものようにクワイアーに参加してお腹と声帯の筋肉を消費?しました。

・・・なので、夜食もきっちり摂り、今日のカロリー出納は大いにプラスとなりました。

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2008年2月 8日 (金)

Jesus in our lab.

私のラボには、クリスチャンが私を含めて3人います。

中国人のchieとjin夫妻は、中国人の教会に通っています。いつも教会の礼拝が終わるとchieは皿洗い係をし、jinは芝刈りをせっせとするそうです。
「私たちが教会を休むと皿はそのままになってるし、芝も伸び放題になっちゃうので、忙しいのよ!」
とか言いながら、その目は微笑んでいます。同じ職場にこのような信仰の先輩がいて心強いです。

院生のchrisは、信仰はもっていないのですが、「この世界が単なる偶然でなく、誰かによって目的をもって作られたことは認める。だけど、それが神であるかどうかは別の話。」

ポスドクのjury(中国人)は、シカゴの大学院に居た時に時々教会に行っていたそうです。「多くの中国人クリスチャンはなにかご利益目的で教会に来ているみたい。でも、クリスチャンの中には、『このような人になりたい』と思える人がたくさんいる」

後の二人の主張は、
1:この世界は誰かが作ったのだろうけれど、私は、神がいるとは思いたくない
2:神様に出会って変えられた人を知っているが、私は、神とは出会いたくない
と言い換えることができそうです。

このように思うことは、当然のことだと思います。
”もし、神なんかが存在すれば、神のことを考えずに好きなことをして、悪いこともやって生きて来た自分はきっとひどい目にあうか、たとえ赦してくれても、きっといろんな教理などで自由を奪われ、縛られるだろう。楽しい人生もなにもあったもんじゃない!”
もし、私がクリスチャンでなかったら、そのように考えると思います。なので、そのような神を信じているような人は煙たいと思うことでしょう。
”お前は間違っている。なんでそんな非科学的なものを信じるんや。なんでそんな偏ったものの見方をするんや。”
とまでも言っていたかもしれません。

でも聖書が解き明かす神はそのような神様ではないのです。

放蕩息子のたとえ話にもあるように、神は放蕩息子である私達が、自分の罪を悔い改めて謝る前にすでに『よく生きている間に帰って来た』と赦しており、「あなたの子として呼ばれる資格はありません。使用人の一人にして下さい」と言って私達の膝が地面に着くより先に抱きかかえ、『あなたは私の愛する子』であると宣言してくださる神なのです。飢えを満たす為の豚の餌をもっている手に指輪をはめ、杯を握らせてくれるのです。

キリストの十字架を通して私達を見て下さる神は怒っておらず、恐れる必要はないのです。
これがなければ生きていけない、けれどクリスチャンになったらこれを手放さないといけないのでなれないと思っているもの(上のたとえの豚の餌)も、さらに良いものを握らせてくれるがゆえに自然に手放してしまうものです。
(写真:私達の住むアパートの一画)
6715

うちのボスは2日に1回はラボに来て、ひとりずつ様子を聞いて回る人なのですが、このような人達に囲まれて私は、いつもキリストが研究室を歩き回って、「juryは?chrisは?私のところに来てくれそうか?」と聞かれているような気がすることがあります。

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2008年2月 6日 (水)

科学英会話>日常英会話

私も含めて、留学をする日本人研究者はたいてい、
「サイエンティフィックなディスカッションはなんとかなるけど、日常会話があかん!」
と言ったことがあるのではないでしょうか?

今日は私がジャーナルクラブの担当だったので、ちょっと長めの論文を紹介したのですが、プレゼンをしていても、簡単な言い回しがなかなか出て来ないのです。
自分って、こんなに英語がへたくそやっただろうか・・・半徹夜で準備したから頭が回転していないのか・・・思っていると、終わったあと、ラボのみんなと雑談をしているときはスラスラ喋っているのです。

・・・・そうなんです。ラボの中であまりにもサイエンティフィックな会話をしていないので、もしかしたら科学英会話<日常英会話という感じで上達しているというかシフトしているかもしれないのです。
本当は論文を読んでいるような文法も語彙も拡張高い英語を身につけたいのですが。

こうなると帰国したときに、なんだか逆に格好悪いかも・・・・。

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2008年2月 1日 (金)

郷に入って、人のフリ見る?

研究留学といえば大きなステップですが、私にとっては、大学院卒業とともにこちらに来たこともあって、はじめてのラボの移動でもありました。とはいっても共同研究のラボには出入りさせていただいていたので、場所によっていろいろな取り決めが違うことは知っていますが、やはり微妙にいろいろ違います。

なので、私は「前のラボでは、こうしていた・・・」という言葉は極力さけるようにしています。これは私にとっては関西出身とばれないように話せというくらいの難易度がありますが・・・(笑)。

先日、新しく来た試薬を分注してラベルをしておいたのですが、試薬名と日付とロット番号を書いておいたところ、あるポスドクに「メーカー名がない!」ときつく注意されました。無い訳ではなく、あとで私としてはわかるようにラベルを剥がして、分注したチューブと一緒によく見える場所に保管していたことをいうと、
「すべてのチューブに書かないとあかん!」とのこと。
彼女がそんなキッチリした性格でないことを知っている私は、
『ほんだら、自分はするんか?』(汚い言葉ですみません)
と返すと、
「・・・うん。」
とトーンダウン、
『ホンマに!?前の分注チューブには試薬名と日付しか書いてなかったけど』
「それは知ってるけど、それは分注した人が忙しかったからだと思う・・・その前はしていたはず・・・。」

私としてはより詳しい情報を試薬とともに保管していた私の方法の方がよいと思いながらも、基本は「郷に入れば郷に従え」の精神ですので、その場でラベルを作って全部にペタペタ貼っていきました。
よく考えると、正しくはこうあるべきと知っていながら放っていた、このポスドクの態度こそ問題なんじゃないの??と思いながらも、「人のフリ見て我がフリなおせ」のごとく、自分もそういったことをしていないか、ラボではちゃんとやっていても、他の部分ではどうなのかと考えさせられました。

子どもに教えるような基本的なルールですが、
こうしないといけないことがわかっていて、そのようにしないことはいけないことです

私も子どもたちと一緒の朝食をインターネットの新聞を読みながらとったり、歩きながらおやつを食べたり、靴下を脱ぎっぱなしにして、妻に注意され、「発掘調査!発掘調査!!」と探しまわったりするようなことはやめようと思います・・・。

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2008年1月30日 (水)

良い論文?

今日のジャーナルクラブは院生のchrisが初の担当。彼は、よく論文を読んでいるので、そんな中から選りすぐりの論文のはずなのですが、なぜこれを選んだのかな??と思っていたところ、最初のFigureのデータから???という内容だったので、ボスが「もうこれ、読まんとこ!」

".....&%$#@!?"

目を白黒させているchrisに「冗談、冗談。違う意味で”良い論文”だから続けましょう。」
掲載されている雑誌は、まあまあの雑誌なのですが、データの並べ方出し方、論理の進め方まで問題だらけでした。

最後のボスの感想。「まあ、でも”良い論文”だし、最後の仮説は面白い。(これは結論がないことを示唆しています)ただ、これを査読したのはいったい誰や?という疑問は残るけどね。」

(以下、PHD Comicsより。この漫画の作者はスタンフォードでPhDをとって、主人公は自分をモデルにしているようです。)

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2008年1月29日 (火)

ボスと90分1本勝負!?

幸い、ウチのボスは、めちゃめちゃビックなボスでもなく、自分もラボに詰めているようなYoung Fucultyでもないので、1〜2日のちょうどよい周期でラボにやって来てディスカッションをしたり、よく自分のオフィスに人をよんで新着状況を確認したりします。

しかし、私はいつも着いたらすぐに培養室か顕微鏡室に向かうことが多いので、なかなか話すチャンスがなく、2週間くらいミーティングが抜けていました。
今日、ついにボスから、
「hide-tan、手が空いたら午後はずっとオフィスにいるから最近の実験の様子と今後の計画について話に来て」と呼び出され、午前の実験を終え、昼休みに最近のデータを集めてミーティングをしました。
いつものことながら、あれやこれや、実験の問題点、微妙に食い違う今後の予定を調整すると1時間半が経過しました。私の報告サマリーも最後の一段落まで来たときに、
「ごめん。hide-tan。ランチがまだだから限界!!」

あ。そう...それは失礼しました。有り難うございます、と研究室に戻りましたが、ちゃんとミーティングで話し合ったことの確認のメールが来ました。

おなかが減っていてもちゃんとミーティング内容を覚えていたのね....。

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2008年1月19日 (土)

我が家でラボパーティ

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ラボのフルメンバーが揃って予定されていたラボパーティが先月、ボスの風邪でお流れになってしまい、今月に延期されていましたが、はたまたグラントの締め切りが3つ重なったので、かねてからしたいと思っていた手巻き寿司パーティを提案したところ、ほぼ全員が、配偶者や婚約者ともに来てくれて総勢16名のパーティになりました。今回は、子ども達も動員して準備しましたが、さすがにこれだけの人数のお世話をするのは大変でした。nori-tanありがとう!

メニューは手巻き寿司、みそ汁、肉じゃが、お好み焼きでした。デザートは市販のどら焼き。

料理にはみんな満足してくれ、福笑いなどもして楽しいパーティでした。
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好評だったのは、妻nori-tanによる巻き寿司の実演→実践でした。みんながそれぞれ思い思いの具材で巻き寿司を作り、余った巻き寿司を持ち帰ってもらい、一石二〜三鳥でした。ボスのkasonもトライし、私の家でのボス(nori-tan)が職場のボスを指導するという場面もありました。

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2008年1月18日 (金)

板挟みのプレイバック

ポスドクの中でもただ一人、私にはmasterの院生chrisという「子分」がついています。

子分といっても、指導しているというよりは一緒に考えながら実験をしている感じで、毎日エキサイティングに新しいことをどんどん学んでいるというわけでもなく、しかも実験の方針を決定するときには私の意見が優先されることが多いので、ちょっと可哀想に思うことがあります。

おまけに研究の予定は私が立てるので、彼は毎週、それにあわせて動く必要があるわけで、自分のテーマを持ち、自律的に動いているPhDの院生と比べても少しストレスがあるかもしれません。逆に私から見ると、このテーマにめちゃくちゃ思い入れがあったりするわけではないので、彼のためにと思い組んだ実験であっても、平日の日中以外の実験予定を告げると大抵は断られるためにますます忙しくなっている感じです。

臨床でいうと、病棟が忙しくて手の回らないところに重症患者さんの搬送依頼があって、研修医が頑張ってくれることと研修医のトレーニングのためにと思って無理して引き受けたところ、「僕、この科じゃないし、今日は飲みに行く予定がありまして」とサクッと帰ってしまうローテーター研修医の背中を見つつ、頑張る指導医のような忙しさをイメージされると医療関係の方にはわかるやすいかもしれません。愚痴っぽくてすみません・・・。

またボスは、実験の提案を私ではなくchrisに直接言うことも多いので、そんなときに私とボスの意見が違って板挟みになっていると気の毒に思う事もあります。そのような場合はなるべく私がボスに確認に行って板挟みを解除するようにしているのですが、私も院生時代に複数の上司の意見が違って困ったこともありました。(私の場合は、最終的に自分のプロジェクトにより思い責任を負ってくださっている上司の意見を尊重しようと決めていたのでよかったのですが)

院生のみなさん!
上の意見が食い違った場合は食い違ったもの同士で解決してもらいましょう。自分でfixしようとすると板挟みがますますキツくなり息詰ります。ただし自分なりの意見はしっかり伝えましょう。

院生を指導される方々!
自分と他の指導教官の意見の違いがあるときは自分達で解決してあげましょう。院生には意見の相違について自分自身の考えを述べさせて、できるだけ尊重してあげましょう。

とか、間違っているかもしれないのにエラそうにいってすみません・・・。

って、今日は謝ってばかりのブログで、これまたスミマセン。

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2008年1月15日 (火)

iPhoneのようにアップデート!?

「今からBio Storeに行くけど、白衣着ていった方がいいかしら?」
今日、フェローシップの申請を終えてご機嫌のjury。朝の顕微鏡の写真の撮り方から始まって、PDFファイルの作り方を教えたり、オンライン申請の直前まで何度もボスに来てもらったりして大騒ぎしていたのですが、その大騒ぎの余興で、こんなことまで聞いてくるのでした。

『白衣着ていきな。そのほうが賢く見えるで。』と適当に答えると、
「hide-tanいつもいいこと言う!そんならいっぱい着ていくわ。」
『3枚まで着ちゃうと今度はアホに見えるけどね(笑)』

ところで、昨日のブログでも書きましたが、今日はスティーブ・ジョブズの基調講演があり、私は実験を一通り終えた夕方から(というか最後の実験をiPhoneでウェブ配信を見ながら終えたのですが)食い入るように見てしまいました。新しいMac Book Airが発売されました。軽量薄型のボディで、今までどうしても一部のウィンドウズマシンに対して劣らざるをえなかった重さの問題が、これで解決を見たという感じです。また、iPhoneで採用されたマルチタッチパネルはこのノートパソコンのパッドに仕込まれています。めちゃめちゃ便利! 一方で、iPhoneが早くも新型に変わるのでは?と心配していた私ですが、ソフトウェアの無料アップデートがアナウンスされました

iPhoneの機能中でも重宝していたGoogle Mapですが、自分の現在地がわからないという点だけがネックになっていました。(それでもたいていの通りには名前がついているアメリカではさほど困らないのですが)多くのインターネットのホットスポットの位置からiPhoneの位置を割り出し、表示してくれるそうです。

iTunesでは、映画がレンタルできるようになりました。それほど何回も見ないのに、容量を食う映画のダウンロードは躊躇していましたが、これならレンタルも便利になります。家で見ていた映画をiPhoneやiPodに入れて外出先で見れるというのは魅力的なのかもしれません。

そのほかは、アップルのサイトを参照していただくとして、今年もため息の基調講演でした。

さっそく、iPhoneをアップデートさせましたが、自宅が瞬時に表示され、Web Applicationもデスクトップに保存しました。ますます進化するiPhone。私も、iPhoneのように瞬時にとはいきませんが、ひとりの人間として、夫+父として、そして研究者として、自分自身をアップデート(もちろん、アップグレードも)していきたいと思いました。

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2008年1月11日 (金)

研究者たるもの政治家であれ(?)

フェローシップ申請に必要な書類が、まだ学内のフェローシップオフィスから届かないので、メールで催促し、やっと手に入れたと思いきや、所属部門と申請金額という大切なところが間違っていました。所属部門の方は向こうの完全な勘違いですし、金額はちゃんと訂正書類を提出したはずなのですが、前のバージョンを記入されていたのでした。

今日中に送らないと締め切りには難しいので慌てて電話をすると、フェローシップオフィスの女性はかなり不機嫌な様子。私が訂正版を提出していなかったもう一方を見ていたようで、私にも少し落ち度があったようでした。しぶしぶ新しいものを作っていただけることになり、Fedexの最終配達の1時間前にオフィスに取りに行きました。

そこで、実験用具のオーダーのキャンペーンでもらったHARIBOのグミキャンデーを持って行くと、不機嫌だったはずの担当者はご機嫌に。こんなもの持って行ったら余計怒りを買うかも?でもあの体格と年齢と風貌から考えると、こんなキャンデーが好きかも?と思いながら思い切って持って行って正解でした。

同じくフェローシップ申請であたふたしているjuryに話すと、「それは、いい考えだったね。」と褒めてくれ、”政治家になったらよかったかな”と返すと、みんなから『とはいっても、研究者には政治家的な素質も必要でしょ。』という結論になり、確かにそうそうと思ったのでした。
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ところで、このグミキャンデー、意外においしく、ラボのみんなや家族に好評でしたよ。

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2008年1月 3日 (木)

火の玉フェローシップ!

今日はフェローシップの学内締め切り日ということもあって、私が午前4時にメールしたファイルをボスが朝の5時半に返信してくる、という凄まじいキャッチボールで夜が明けました。
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書類がややこしく、申請書の説明が50ページ近くあり、申請用紙が23ページに研究計画(本文6ページと参考文献は無制限、動物実験計画書1ページ)、自分の履歴書とキャリアディベロップメント計画(3ページ)について、そしてスポンサー(ボス)からの手紙を加えて、提出しないといけません。なので、合計 40ページくらいになりそうな感じなのです。これでフェローシップは4つめですが、今回のは、最も面倒なのです。採択率が3割と、この規模のフェローシップにしては割と高いようなのですが、これは途中で挫折するような人がいるからではないかと思ってしまいます。

他のラボメンバーからも同情の眼差しを向けられながら、半徹の二人が日中もメールを8往復させ、午後4時にやっと一通り終わり、最終チェックも済んだので、とりあえず学内の担当者に持って行こうと思ったら、ボスが一言。

『ところで、私が書かないといけない書類って、今から転送してくれる?』

”・・・・っえ?・・・・っへ?・・・・あ・・・ダウンロードしてなかったですか・・・・? ”(ホームページのリンクを送ったはずだけど)

『うん。持ってないから送ってくれたら今からやるわ。』

”・・・って今日が締め切りでは?”

『・・・て言うか、担当者にメールしても返事が無いから、きっと、いっぱいいっぱいなのよ。私はこれを書くから、あなたのは、ここをブラシュアップして、明日提出しましょう。』

せっかく間に合ったと思ったのに〜という気持ちと、本当は間に合ってなかったんだけどね・・・というほっとした気持ち半分でしたが、今日は机上の仕事とはいえ、”よく働いた〜”と夜な夜な1時間ほど培養細胞の実験で「息抜き」をして帰った私でした。

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2008年1月 2日 (水)

いつまでホリデイ?

今日、ラボで話題になったのは、スタンフォードはいつまでホリデイなのか?ということでした。
ラボのメンバーは二人が休んでいて、オフィスには秘書さんが誰もいない状況。なのにビルディングには昨日までと違い、カード無しで入館できたからです。

”2日から通常出勤のはず”説:スタンフォードの雇用者用のホームページをもとにした情報。
”3日までお休み”説:メディカルスクールのローカルホームページをもとにした情報より。
の二つに意見が割れました。

そして、意見が割れたことに対する意見も二つに分かれました。

"It doesn't matter with me."(どっちにしろ、自分には関係ない)・・・ここまではみんな同じなのですが、
"I have to work anyway."(どうせ、働かないといけないのだし:私とrhoda)
"I'll go home anyway."(どうせ、もう帰るし:jury,jin,chie,jane)

平和なお正月、午後3時の出来事でした。

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2007年12月28日 (金)

年末の勤務体制...。

ラボは12月22日から1月2日までお休みになっています。
このうち私はクリスマス当日以外は毎日、ラボに来ていますが、毎日来ているのは他にもいます。
それは、スパニッシュ系の掃除婦の方です。

私はすることがあるので、仕方ないのですが、彼女はほとんど誰もいないビルディングの中で、ほとんど溜まらないゴミを少しずつ集めています。毎日来る必要はないのでは?と思うのですが、毎日一人だけ来て、ゴミがなくても床が汚れていないかどうかをチェックする必要があるようなのです。
日割りで給料をもらえるのであれば、ラクな休日勤務は割が良いのかもしれませんが、DUTYで来ているようなのです。

おつかれさま...。


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2007年12月24日 (月)

「正月は別荘で」計画

ボス一家がスキーに出かけるために大きな老犬の世話のために、年末年始をボスの家に泊まり込みするように頼まれ、老犬の散歩コースとキッチンの使い方を教えてもらい、庭になっている柿と梨の具合を確認し、庭のプールも(泳ぐ気はありませんが)見せてもらう予定でした。今日がその”申し送り”のはずだったのですが、ボスの義父がその役割をかって出てくれるようになり、キャンセルになりました。
広い家で、暖炉に薪を焼べ、ソファにゆったり座り、大きなテレビを老犬とともに楽しむ....そんな私たちの年末年始の計画がなくなってしまいました。楽しみにしていた子どもたちはちょいとご機嫌ななめでした。

でも、この別荘計画は来年の夏休みにも持ちかけられるかもしれませんので、そのときは水着持参でスタンバイしておきたいと思います。

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2007年12月11日 (火)

サイエンティストの足腰

今日は、明日のラボミーティングまでにデータを揃えないといけない私と、明後日からクリスマスバケーションの院生が遅くまで残っていたので、夜22時まで、みんな忙しく動き回っていました。

極力夜間や休日の勤務を避けようとする傾向にあるアメリカのラボにしては非常に珍しい光景です。でもよく考えると、日本の臨床の教室の大学院生は、日中は病棟勤務やバイトに行く人は夜に実験し、夜に当直する人は昼間に実験し、うまい具合に常に夜中まで誰かが実験室にいるような感じになっていました。私もその癖で、朝はのんびり9時半ごろに出勤し、夜遅くまでラボにいるか、あるいは夕食に帰ってから、夜にサンプルを回収しに行くような感じで動いています。

今は当直がない分、体はラクですし、じっくり腰を据えて研究ができるかと思いきや、今は動物と細胞とボスからの指示に追い立てられているような感じです。研究者としての足腰が鍛えられれば、じっくり腰を据えながらサッサと動けるようになるのかなと思いつつ、まだまだ未熟さを実感している今日このごろです。
(写真:私の修行の場です。机のすぐ横が実験台なので便利です。iMacはラボからの支給。)5154

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2007年12月10日 (月)

ところかわれば・・・

今日もひたすら培養細胞と格闘していた私。

月曜日は週末に仕込んでおいた細胞の処理と解析が重なり大忙しです。私はデータを出して、あわよくば抄録やフェローシップ申請に間に合わせようとしていますが、他のラボのメンバーは今週半ばからクリスマス休暇で実家(フロリダ、ドイツ、スウェーデン、ロシア)に帰るので、データを追うというよりは年内に処理しておくべき実験をバタバタと片付けている感じです。

秋にやって来てクリスマスに帰国するヨーロッパ人や、2週間以上の冬休みを満喫するアメリカ人の感覚にまだまだ馴染めない私ですが、そんな雰囲気の中「クリスマスどうするの?」という問いかけに逆に「細胞とマウスの世話をします」とは言えず、「家族と近場をぐるり回って、ゆっくりします」と答えてしまいます。

去年までは、「実験と当直です!」と胸を張って答えていたのに・・・。

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2007年12月 7日 (金)

Welcome back! 復活のボス

このまえのブログで、”明日のことはわからない”ということを書きましたが、確かにボスkasonが次の日に倒れて、プレゼンが延期になるとは半徹で準備中の私には知る由もありませんでした。今朝、「kasonが大病で倒れたらどうしよう?長期入院ならメールや電話でディスカッションしながら研究を進められるとしても、”万が一”のことがあったら・・・!?」と思いつつ、「神様、そんなことになっても、私は何とかなると思いますが、苦しんでいるボスを癒して下さい。」とお祈りして出掛けました。

共同研究のGラボのラボミーティングから自分の研究室に帰ってくると、少しやつれて、声もガラガラのボスが・・・。「伝染るのがいやなので・・・」とは言えないから、サンプルが痛むのでとか意味不明の理由をつけてマスクをしてもらおうか、と考えているうちにディスカッションが始まってしまいました。

私とchrisの面白い?結果を見て悩みながらディスカッションをしているうちにだんだん元気になってくるkason。彼女にはどんな薬よりもフレッシュなデータがよく効くようです。(笑)

私のフェローシップは(厳しいコメントとともに)またまた選考から漏れてしまい、次のフェローシップや来年の学会のことも話合いましたが、話の流れで、共同研究をとりつけるべく、出張を言い渡されました。相手は知っている方でタダで旅行が出来るので私は嬉しいのですが・・・。
病み上がりでハイテンションなkasonに他の人たちは何を言い渡されたのだろうかと思うと、もう少し休んでいてくれた方がよかったのかも・・・と思ってしまった私でした。

(写真:最近は他の宗教の方々を配慮して、Merry Christmasを外して”Happy Holidays"とか挨拶するストアが多いようですが、クリスチャンがそこそこ多いアメリカでは、逆に不評を買い、ある大手スーパーは”メリークリスマス”を掛け直したそうです。私達の御用達のディスカウントストアのターゲットはちゃんと?"Merry Christmas”でした。)

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2007年12月 6日 (木)

ふりかけの文化

国際的な私のラボのみんなのお昼ご飯は、みんなそれぞれバラエティに富んでいます。
日本では食堂で食べるか、コンビニ弁当か、愛妻?弁当ですよね。

中国人チームはタッパーにご飯を入れて、そのうえに炒めた野菜や肉をのせてかき混ぜながら食べるランチです。見た目はぐちゃぐちゃですが、香ばしい、おいしそうな匂いがします。
スウェーデン人のjaneは、パスタが中心のイタリア料理っぽいランチを自分で作って来ます。(インスタントのものが多いようです)
アメリカ人のnickはカフェテリアに出掛けているようです。ドイツ人のchrisはだいたいサンドイッチをカフェに買いに行ってます。ロシア人のrhodaは午前遅く来るので済ませてくるようで不明。(彼女は夕方も早めに帰り、また夜遅くか早朝にラボに来ているようです。)

私はいつも弁当ですが、ご飯と数種類のおかずが所狭しと並んでいる弁当箱は珍しいようで、毎日のようにみんなにのぞかれています。昨日、中国人のjuryがふりかけを見て、「それなんや?」と興味津々でしたので、今日、ふりかけを持っていってあげました。『これはいい!!NijiyaDaisoに行って買ってこよう。』と好評でした。
(写真:私のお弁当。妻のブログの6月の記事から。)4959
そういえば、ふりかけは日本独特の文化かもしれません。お米を主食とするお隣の韓国ではキムチやチャンジャがそのかわりになるのかもしれませんが(これらは日本の漬け物に相当するかもしれません)、インターネットで調べると、ふりかけは大正時代から始まったものらしいですね。意外と新しい食文化のようです。

「日本人はみんなこんなのよくかけるの?」と質問されましたが、私は家ではめったにふりかけを使いません。おかずがたくさんあって、美味しいからね!!あえて言えば、わさびふりかけが好きですが、皆さんはどんなふりかけがお好きでしょうか?

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2007年11月28日 (水)

参議院な男性たちと衆議院な女性たち

今日のラボミーティングは共同研究員のpolaがプレゼンをしたのでしたが、ボスが遅れて来たので、デスクトップのフィアンセとのアツアツの写真から、夏に出掛けた旅行の話について、矢継ぎ早に質問を受けました。

「みんな、データのプレゼンよりも、多く質問してるんちゃうか?」という私のツッコミで一同の笑いをとってからミーティングがスタートしました。ジャーナルクラブも済んで、今後の予定について話あったとき、"I'm leaving."という院生nickの言葉にjinが「えええ〜。」と異様に反応し、"I mean, I'm leaving for Christmas."と言い直していました。jinは私たちが来るまで、女性ばかりのラボだったので(ちなみに家でも・・・・って私もそうでした!)、ひとりでも男性が減ると嫌みたいなのです。

私たちのラボでは、男性研究者がラボの運営について問題提起や解決法の発案をした場合、最終的に女性たちの承認を得て可決/否決され、女性研究者の発案については男性は意見を述べながらも承認させられてしまうという構図になっています。なので、発言力はさておき、男性の議席は確保したいのでしょう。

それにしても、私たちのラボは、やさしい口調で厳しいことを言えるボス、いつも強めに物を言うjury(中国人)とrhoda(ロシア人)、物腰の穏やかなchieとjaneという風に女性陣の方は、とてもバランスが取れています。穏やかな人ばかりの方がいいんじゃないって?パワフルな女性がいるとラボは活気づくので、有り難いのですよ。
地雷さえ踏まなければ・・・。

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2007年11月20日 (火)

iPhoneで論文が書けるか?

・・・Wordが入力できれば、可能と言えば可能なのでしょう。

今日、動物から摂ったサンプルを臓器ごと染色して、スキャナと格闘していた私。
ツカツカ・・・といつものようにご意見番rhodaに見つかってしまいました。

rhoda"・・・デジカメを使いな"
hide-tan「・・・ああ、昔やったけど、一眼レフの上等なデジカメじゃないときれいに撮れへんねんって。」
rhoda"何メガ?・・・十分十分。普通のデジカメで撮れるよ。"
hide-tan「いいねん、いいねん。どうせ今日はiPhoneしか持っていないし、今日中にプロセッシングしたいから。」
rhoda"そしたら、iPhoneを試しなよ。”

彼女に唯一反論できる東洋人の私ですが、あまりにしつこいのと、nickが「”iPhoneで写しました”と論文に書いたら、世界初だし、宣伝料をもらえるかもよ。」と言うのを聞いて、遊び心を動かされたのもあって、iPhoneで接写をトライしました。

もちろん、うまく撮れるはずもなく、結局、さらに30分くらい格闘して、スキャナーで綺麗な画像を取り込みました。
それでもまだ、"The image of the samples were captured by the iPhone,"と論文に書いてみたい気もします。今のiPhoneの性能なら、『ふざけとる』とリジェクトされるか、『もっと良いカメラで撮った綺麗な写真を載せなさい』と指摘されるかのどちらかでしょう。頑張れ!アップル!!

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2007年11月17日 (土)

週末の買い出し/カラオケパーティ

週末の半分はたいてい買い物に費やします。
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今日のコースは
1:ファーマーズマーケット(Palo Altoダウンタウン)とNoah's Bagle
2:Costco 
3:Joanna Fabric and Crafts
4:ダイソーJAPAN
その後で、Los Altosライブラリーに行きました。
(今回、私はクリスマス用のCDを数枚を借りてきました。)

Christmas Songs



Christmas Songs


アーティスト:Diana Krall,Clayton-Hamilton Jazz Orchestra



Christmas Songs

夜は、ラボメンバーのrhoda(ロシア人)の家でカラオケパーティに行きました。
 ロシア料理のサラダ、ソーセージと大豆のチーズ焼き、サーモンソテーのレモンほうれん草添え、エビのパスタ、ひき肉とポテトのガーリック風味など、たくさんの料理をいただきました。

そのあとは、プレステのKaraoke Revolutionでカラオケをして盛り上がりました。

審査員の評価コメントも楽しかったです。最近のゲーム機はいろんなことができるんですね。

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2007年11月14日 (水)

Bosses are everywhere!

今日のラボでの会話集

その1:朝、ラボに来たとき。
hide-tan "Oh, Great. chie bought a Krazy Glue* for me."
jury "What's that?"
hide-tan "It's a kind of super-glue. I use this surgery on animals."
jury "Can I use it for other purposes?"
hide-tan "Should be. It says this is for all purposes. Use it when you want your boyfriend's heart stick to yours."
jury"OK! Let me use it when I need it."
*アロンアルファのこちらでの商品名

その2:jinがchie(研究助手でありjinの奥さん)と何やら実験のことで、会話。
jin"All right, all right. You are always right and I am wrong."
jury "Because chie is your boss, right?"
hide-tan"jin you have no place to rest. You have bosses both in the lab and at home. Every married man has his boss in his house"
jin"Actually I'm better than you, hide-tan. You have three bosses (a wife and two daughter) in your house."
hide-tan" Yeah, sometimes they force me to play a dog."

その3:免許証について
hide-tan"Hey, jane. Did you get your driver's license card, yet?"
jane"Yeah. They send me quite early."
hide-tan"Why? I don't get mine. It's almost two months."
jury"Mine also took two months. Maybe they are checking something because you're forigner."
hide-tan"They are checking something because I'm too handsome*."
jury"Yeah, since your name is handsome, they are checking if it's true or not."
*私の名前は中国語でハンサムという意味らしいのです。日本では「賢い」という意味なのですが、いつも”両方当たっている”と自分で言い続けています。

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2007年11月 4日 (日)

学会先でのラボディナー

今日の夕食はみんなでメキシコ料理を食べに行きました。
kasonラボのフルメンバーがほぼ全員揃ってのディナーということもあって、みんなで乾杯。

もちろんサイエンティフィックな会話もしたのですが、メンバーの出身国が5カ国というインターナショナルなラボであって、いろんな話に花が咲き、料理も抜群に美味しくいただきました。今まで私の中で、メキシコ料理といえば、「タコス、そして、ナチョ、それからタコス、後はナチョ。」という感じでしたが、こんなに美味しいものがあるのだと感心しました。

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明日はいよいよ私のポスター発表の番です。はじめての発表のときは、自分がうまく発表出来るかどうかどうかで精一杯でしたが、今回は発表が上手く行くというよりは、それを叩き台にして、有意義なディスカッションが引き出されればと思います。そのためには発表をクリアカットにうまくしないといけないのですが・・・。
今回の発表はデータが少し古いのと、詳しい解析まで到達していないので、自信満々意気揚々という訳にはいかないので、少し不安。

写真:学会の午前中は隣の学会会場で、ライオンセッション、キリンシンポジウム、ゾウセミナーに出席しました。:ー)]
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2007年10月22日 (月)

コラボな日々。

ここ2週間くらいで、自分の細胞は常にインキュベータにあり、自分の実験用の動物がたいてい実験動物施設にいるような状態になりました。
そして、今日ようやく(!) 自分専用のマイクロピペット、卓上遠心器、Vortex(撹拌器)などが揃いました。一度に購入した方が良いので院生などのフルメンバーが揃うまでと言われて、待たされていたのですが、先週rhoda(ロシア人研究員)をしつこめに突っついて購入してもらいました。

昼食は近くのラボのP.I.(ラボの統括者)のmariaに頼まれて、うちのラボの院生nickと他のラボの院生のrolaと一緒に国内の大学から就職活動に来ているポスドクとランチをしに行きました。そのあと、実験の合間にmariaと研究のディスカッションをしに行ったり、そのポスドクのセミナーを聞きに行ったりしてあちこち動き回っていました。

私の所属するラボの建物内は、ラボどうしの垣根が低く、器具や試薬を分け合い(コストも分け合い)、共同研究(コラボレーション)もさかんなようです。私の研究だけでも、4つのラボに協力してもらっていますし、mariaからも、「こんな実験がしたいなら一緒にやろう」と持ちかけられたりしています。他のラボと物を共有したり、研究を一緒にするとなると気を遣うことも多いのでは・・・と思ってしまいがちですが、「そのほうが良い研究が出来るじゃん。」みたいな雰囲気が漂っています。これは西海岸の強みなのかもしれませんが、あるいはスタンフォード特有のものなのでしょうか?

そう考えると、コラボレーションのコラボとは”さいラボ”でも”回りの効くラボ”なら、んなに立派な仕事ができるラボになるという意味があるのかもしれません。


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2007年10月19日 (金)

ここだけの話...。

今日のラボは朝から論文のリバイスの話で持ち切りでした。
私がこのラボに来るまでのデータを論文にしていて、2回目の投稿をはねられたようですが、二人のうちの一人のレビュアー(論文がある雑誌に掲載されるかどうかを決める査読者)がとんでもないことを言ってきているので、怒っているのと、もう一人が掲載に前向きな意見なので嬉しいのと、微妙なところのようです。

「この雑誌なら、もう1回チャレンジする意味はあるわ。なんとかいう雑誌の10本の論文に価するからね。がんばりましょう!」とkasonがみんなに声をかけていたのですが、その『この雑誌』というのは私の博士論文が掲載された雑誌で、"やっぱり、そんな雑誌なんや。2回目で掲載されてラッキー!”と思いました。一方、『なんとかいう雑誌』というのは私がかつて論文を投稿した際にひどいめにあわされた雑誌なので、これも別の意味で”やっぱりそんな雑誌なんや。こちらから取り下げて正解やった”とほっとしました。
でもよく考えると、その『なんとかいう雑誌』から先日レビューを依頼されて、少しは光栄に思っていたので、ちょっと複雑な気持ち・・・。

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2007年10月17日 (水)

Happy Boss's Day

昨日はBoss's Dayだったので、カードの会社に乗せられている気がしたのですが、これも良い機会と思い、カードを購入してみんなのサインをもらい、中国人のchie&jin夫妻にケーキを用意してもらいました。

朝8:30、ラボミーティングにみんなが揃って、私が「ミーティングを始める前に、kason(ボス) に渡すものがあります。」と言うのを合図に、chieが満面の笑みでケーキを運び込み、みんなでThank you!を言いました。ボスも含めて誰もこんな日があるのをしらなかったようです。でも思わぬサプライズにボスも嬉しそうでした。

さてさて、今日のランチは試薬メーカーのフェアのスタンプラリーで得たハンバーガーをjane,jury,chrisと4人で頬張りました。

hide-tan 「みんなの国の野菜や果物って、ここと味がちがう?」
jury 「中国はもうちょっと濃いよ。」
chris 「ドイツはちょっと違うかな。だいたい同じかな。」
jane  「イチゴはスウェーデンはもっと小さくて甘い。」
hide-tan  「日本もそんな感じ。固いし、味が強いよね。日差しが強いからかな?」
jane  「そう。たぶん、ゆっくり育ったイチゴは小さくてソフトで甘いんだわ。アメリカは強い日差しで早く育ちすぎるんだわ。」
hide-tan「そうそう。アメリカの歴史みたいにね!」
jane (Dr. Pepperを吹き出して苦笑。)
chris  「そうそう、早く育ちすぎたんだよ。」
jane  「アメリカの人って、'60年代の建物を"ancient"なんて言うからびっくりよね。」

ランチタイムのミニ4カ国会談でした。

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2007年10月16日 (火)

縦割り保育なラボラトリー

優秀なドイツ人の院生のchrisより私が唯一優っている点、それは実験で悩んだことがどれくらいあるか?ということです。

昨晩、私が夜な夜な回収したサンプルの結果が予想とは逆のものになっており、「なぜ、こうなるのか?」という説明をしきりに求めてきました。
私の本当の答えは、「だって、はじめてで、しかも1回だけの実験なんだから、この結果が本当かどうか、わからないよ。」というものですが、ちょっと納得できないようす。
「もし、本当だったとしようか。この薬剤が作用するレセプターは3つあるのだから、細胞にこんな刺激を与えた時に、それらがどのように発現が変わるのかで、どれに優位に働くかが違ってくるでしょ?なので、もう1回やってみるのと同時に、今度はレセプターの発現を解析しよう。」
ここまで言うとようやく納得してくれます。でも、あたりまえのことを言っているような顔をしながら裏では『そういえば、そうやな・・・この実験より前にこうするべきだったかな。』とか反省したりするのでした。

隣のポスドクのjuryと私が話しているところへ、もう1回chrisがやってきて、「どう思います?ボスにどう言いましょう?」とやはり気にしています。juryと私が、”あーも考えられるし、こーも考えられるよね。”などひとしきり話し終えて、chrisが去ったあとで、juryが一言、「はじめての実験だし、3回くらい繰り返してみて、そうだったら考えたらいいんじゃない?」と私と同じことを言っていました。とにかく早く結論を出そうとする若い院生と、実験での苦労を知っているからこそ、一回の実験の結果を信用せず、一見、サイエンティフィックな議論を避けているように見える二人のポスドク。

院生のchrisに必要なことは、とにかく実験の経験を積むこと。指導するポスドクの私の責任は、手順に手違いがなかったかどうかを確認して、実験がうまく行くように手助けをし、とにかくデータを出す喜びを教えてあげることです。ポスドクの私達も未熟な点も多いのですが、お互いの立場を理解しながら、協力してやっていきたいと思います。

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2007年10月10日 (水)

ツッコミ専門 rhoda

といっても、まじめなツッコミ役です。

ロシア人の兼業主婦リサーチャーrhodaは今日も(!)、中国人研究者のjinのデータにツッコミを入れまくっていました。
データを出す毎に、「それほんまか?ネガティブコントロールは何を置いたんや?」みたいな感じで厳しいツッコミが入ります。ボスのkasonもそれなりに厳しい目でデータを見るのですが、その彼女が弁護に入るほどの勢いなのです。

普段から、昼食の時間を削って研究に勤しみ、夕食を作りに帰宅したあと、夜にラボに戻り、必要であれば徹夜でラボに籠ることも厭わない彼女なのです。厳しいとはいえ、ツッコミも的を得ているので、聞いている私たちには良いのですが・・・。

私はデータがまだほとんどなくプランを述べただけなので、ツッコミようもなかったのですが、
「データがないので、できれば!(Hopefully!)ここ1、2年で!! (ホンマかいな)仕上げたいプランをお話しますね〜」
「これが、ここに来て得た唯一のデータなので、しっかり見ておいて下さい。これだけです!」(横山たかし風)
「ここから後はkasonがグラント申請で作った美しい図表をお楽しみください。」
など、うまく笑いをとりながら、準備不足をごまかして乗り切りました。

私としては、来年のエキスパート(マニアックな?)の国際学会の抄録締め切りまでに、ここでの研究の特色を生かしたデータを取りたいと思っています。
(下図:Photo Boothを使って撮ったラボの風景:鉛筆画風)
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2007年9月14日 (金)

渡米記念写真撮影?

午前中は隣のラボに行って、凍結切片の装置の使い方を教えてもらいました。よく似た機器は前の職場でもあったのですがこちらは、いろんな機能が付加されていて便利そうでした。試料の問題でちょっと切りにくかったのですが、そこのラボマネジャーからもいろいろアドバイスをもらいました。前の職場でのやり方と少し違った面もあり、逆にこちらのやり方を聞いて感心されたり、他のラボに行くとお互いにいろんな発見があってよかったです。

午後のラボミーティングはjaneの大学院時代の仕事のプレゼンとnickの大学院入学のお祝いミニパーティ(ピザ、フルーツタルト、アイスクリーム)をしました。その後は実験を6時までやってあわてて家に戻り、教会の名簿作成のための写真撮影に行きました。ポーズのとらせ方などは日本とは少し違っていて、ひと味違う写真になりました。3種類の写真を注文したので(有料)、出来上がりが楽しみです。
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2007年9月13日 (木)

Otsukare-sama!

今、私のラボはにわか日本語ブームです。

ひとつはロシア人のrhodaが日本語好きということもありますが、今日は中国人のchieが実験の合間にやってきていろいろ聞きにきました。

「いただきます」や「ごちそうさま」など他の国には無いような言葉に文化を感じるのか、みんな喜んで覚えようとしてくれます。

とりあえず、今日の実験を終えて帰ろうと、"See you"というと、nickが「おつかれさま」と声をかけてくれました。ひさびさに聞いた日本語の相手を気遣う優しい響きに心をほっとさせられて帰宅しました。

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2007年9月12日 (水)

Good News about You.

minoriのツベルクリン反応は明らかに陰性だったので、チェックは奥さんにまかせて私はラボへ。

今日から本格的に?実験をはじめました。まずは、グラント申請に必要なプレリミナリーなデータを取るためのサンプル作りです。私にとってはなんてことない手技ですが、珍しいようで入れ替わり立ち代わりみんながのぞきに来ました。そんな最中、グッドニュースが!!

大学院生の最初の1年をローテートで7月からkasonラボに来ているnickが10月からの2年生以降もこのラボに残ることに決めたのです。1週間前は他のラボに行くようなことを言っていたので残念に思っていたのですが、"nick, I heard a good news about you."と声をかけると、それまで声をかけるタイミングを計らっていたラボメンバーがみんなが寄って来て”Congrats!!"と祝福。金曜日のラボミーティングのときにケーキでお祝いすることになりました。ただし、買い出しはnick。

優秀で気のいい院生の参加でこのラボも活気づくと思います。これで正式なフルメンバーが揃いました。

kason(ラボマネージャー:アメリカ人女性)
jin (主任研究員:中国人男性)
rhoda (研究員:ロシア人)
jury (ポスドク:中国人女性)
jane (ポスドク:スウェーデン人女性)
hide-tan (ポスドク:関西人男性)
nick (大学院生:アメリカ人男性)
pola (共同研究員:アメリカ人女性)
chie (研究助手:中国人女性=jinの奥さん)

ボスのkasonの人柄がそのままラボの雰囲気に反映されたアットホームなラボです。


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